マチュー・ファンデルプール、機材トレンドに疑問

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！松崎 愛です。春のクラシックシーズン真っ盛り、熱いレースが目白押しで、私も興奮を抑えきれません！今回は、機材に関するちょっと気になる話題をピックアップ。

マチュー・ファンデルプール der Poel が語る、タイヤトレンドの終着点

最近、ロードレース界で話題になっているのが、タイヤの幅広化。10年前は23mmが主流だったのが、今や28mm、いやそれ以上の幅広タイヤを使うプロ選手が増えているんです。このトレンド、もちろん マチュー・ファンデルプール der Poel も注目しています。

「どこまで行くんだろう？いつか限界が来ると思うよ」

マチュー・ファンデルプール der Poel はそう語ります。幅広タイヤのメリットは、快適性の向上と転がり抵抗の低減。特に路面状況が悪いレースでは、その効果は絶大です。Cyclingnewsが行った調査によると、多くのライダーにとって40mm幅のタイヤが転がり抵抗の点で最適だという結果も出ているとか。

幅広タイヤのメリット・デメリット

でも、ちょっと待ってください！40mmって、もはやグラベルロードバイク並みじゃないですか？ マチュー・ファンデルプール der Poel 自身も、幅広タイヤのトレンドを追いかけるタイプではないと言います。

「去年は28mm幅のタイヤを使っている数少ないライダーの一人だったんだ。単純にそれが好きだったからね。」

彼のチーム、アルペシン・ドゥクーニンクはすでに30mm幅のタイヤを使用していますが、これは石畳の路面での快適性を高めるため。低い空気圧で走れるのが大きなメリットです。

マチュー・ファンデルプール der Poel の選択

マチュー・ファンデルプール der Poel は、今年のクラシックレースで30mm幅のタイヤを使用する可能性が高いと言います。しかし、彼の愛車Canyon Aeroadには40mm幅のタイヤは装着できないんです。

「28mmから30mmへの変更はそれほど大きな違いではないけれど、23mmと比較すると、その差は歴然だ。でも、35mm幅のタイヤでパリ～ルーベを走る選手もいる。どこまで行くんだろうね？」

彼は続けます。「限界はあると思う。幅を広げすぎると、速く走れなくなる地点が来るんだ。」

RIDE Magazine で マチュー・ファンデルプール der Poel を深掘り！

さらに深く マチュー・ファンデルプール der Poel を知りたいあなたに朗報です！RIDE Magazineの最新号では、彼の特集が組まれています。キャリアのハイライトから、まだ達成していない目標まで、彼の魅力に迫る6ページにわたる記事は必見！アルペシン・ドゥクーニンクのチームマネージャー、Philip RoodhooftとChristoph Roodhooftのインタビューも掲載。チームの内側から見た マチュー・ファンデルプール der Poel の姿を知ることができます。

日本のファンへ

タイヤの幅広化、一見すると些細なことのように思えるかもしれませんが、プロの世界ではコンマ1秒を争うシビアな戦いが繰り広げられています。マチュー・ファンデルプール der Poel のように、自分の感覚を大切にしながら、最新のトレンドを取り入れる姿勢は、私たちアマチュアライダーにも参考になるのではないでしょうか。

さあ、皆さんも自分に合ったタイヤを見つけて、より快適で速いライドを楽しんでください！次のレースレポートもお楽しみに！