ツール・デュ・ルワンダは、死者が出た国境の町をゴールとするが、主催者はルートを変更しない

ルワンダを舞台に繰り広げられる熱い戦い！ツール・ド・ルワンダ開催の行方は？

皆さん、こんにちは！ベルギーから佐藤美咲です。ヨーロッパのシクロクロスシーズンも佳境に入り、熱い戦いが繰り広げられていますね。そんな中、今回は少し視点を変えて、アフリカの地、ルワンダで開催される「ツール・デュ・ルワンダ」についてお話したいと思います。

紛争の影響は？開催に揺れるルワンダ

今、ルワンダは隣国コンゴ民主共和国との間で緊張が高まっています。コンゴの反政府勢力M23が攻勢を強め、ルワンダとの国境付近では戦闘も発生しているとのこと。そんな状況下で、2月23日から3月3日にかけて開催される「ツール・デュ・ルワンダ」の開催が危ぶまれています。

開催地の一つであるルバブは、まさに国境の街。先日の戦闘では、ルワンダ市民にも死傷者が出ているとのこと。心配ですよね。

主催者の声明と安全対策

しかし、主催者側は「ルワンダ国内は平穏であり、レースは予定通り開催される」と声明を発表しています。もちろん、安全対策は万全とのことですが、選手の安全が第一。状況を注視していく必要がありますね。

ジョセフ・ブラックモア が連覇を狙う！

さて、「ツール・デュ・ルワンダ」は、アフリカ有数のステージレースとして知られています。昨年は ジョセフ・ブラックモア が総合優勝を果たしました。今年も彼の走りに注目が集まりますね。

世界選手権の行方にも影響？

実は、ルワンダは今年の世界選手権開催地でもあるんです。今回の「ツール・デュ・ルワンダ」の開催状況は、世界選手権の開催にも影響を与える可能性があります。UCI（国際自転車競技連合）も状況を注視しているとのこと。今後の動向から目が離せませんね。

アフリカの自転車競技の発展を願って

紛争という難しい問題を抱えながらも、自転車競技の発展を目指すルワンダ。選手たちの熱い走りが、少しでも多くの人々に勇気と希望を与えてくれることを願っています。私も、ベルギーからルワンダの地へ、熱いエールを送りたいと思います！