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パリ・ルーベでポガチャルが着用した3000万円の時計

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ポガチャルのパリ~ルーベ参戦、3000万円超えの腕時計とともに泥と血にまみれる!

「北の地獄」ことパリ~ルーベ。今年はタデイ・ポガチャルが初参戦にして2位という快挙を成し遂げましたが、それ以上に話題を呼んだのが、彼が身に着けていた高級腕時計でした。なんと、そのお値段、30万ユーロ(約3000万円)以上!一体どんな時計なのか?そして、なぜ彼がそんな高価なものを身に着けてレースに出たのか?現地からの情報と共にお届けします。

32グラムの贅沢、リシャール・ミルの衝撃

ポガチャルが着用していたのは、超高級時計ブランド、リシャール・ミルの腕時計。わずか32グラムという軽さの中に、高度な技術と贅沢な素材が詰め込まれています。F1ドライバーのシャルル・ルクレールやテニス界のレジェンド、ラファエル・ナダルも愛用していることで知られていますね。しかし、なぜポガチャルは、過酷な石畳のレースに、こんなデリケートな時計を着けてきたのでしょうか?

血と泥にまみれた英雄の腕

レース中継を見ていた方はご存知でしょう。ポガチャルの腕は、落車によるものか、血で滲んでいました。そして、石畳を走破するうちに、高価な時計は泥だらけに。3000万円以上する時計が、血と泥にまみれる姿は、ある意味、パリ~ルーベの過酷さを象徴しているかのようでした。

スポンサーシップが生んだサプライズ?

実は、ポガチャルとマチュー・ファンデルプールは最近、リシャール・ミルのアンバサダーに就任したばかり。今回の時計着用は、スポンサーシップの一環である可能性が高いでしょう。しかし、それにしても、パリ~ルーベという舞台で、あえて高級時計を身に着けるというのは、大胆な戦略と言えるでしょう。

次なる挑戦への期待

結果的に、マチュー・ファンデルプールが3連覇を達成し、ポガチャルは2位となりました。しかし、初参戦にしてこの成績は、彼の才能を改めて証明するもの。来年以降、さらに経験を積んだポガチャルが、どんな走りを見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。そして、その腕には、またどんな時計が輝いているのでしょうか?

山田 健一

山田 健一

グランツールステージレースWorldTour

グランツールを中心に、ヨーロッパの主要レースを担当。イタリア、フランス、スペインの三カ国の言葉を自在に操り、現地メディアの微妙なニュアンスまで読み解く。特派員時代に培った人脈と、独自の視点を組み合わせることで、選手たちの表情や声のトーンから次の展開を予見することも。15年以上の取材経験から紡ぎ出される記事は、データと感性の絶妙な調和が特徴。アンドラ公国に別荘を持つという噂は真偽不明だが、ピレネー山脈の天気変化を誰よりも早く感じ取る不思議な能力の持ち主。