ヴィンゲゴー、パリ～ニースのプロトコルに激怒

ヴィンゲゴー、パリ～ニースのプロトコルに激怒「続けるべきではなかった」

パリ～ニースの第4ステージ、残り45km地点でのレース中断は、選手たちを大いに困惑させたようだ。

「信じられない。一体何が起こったんだ？」

私がそう思ったのは、私だけではないだろう。

混乱の中で首位に立ったヴィンゲゴー

「太陽へのレース（パリ～ニースの愛称）」の第4ステージは、まさにカオスだった。主催者側の判断で、逃げ集団は止められ、レースは何度も中断。寒さと雨が選手たちを苦しめた。レース中断は選手たちにとってマイナスに働いた。体が冷え切ってしまい、まるで運任せの様相を呈したのだ。

ヨナス・ヴィンゲゴーは、この状況を黙って見過ごすことはできなかった。「複雑な気持ちだ…いや、全く納得していない。続けるべきではなかったんだ。確かにレースは危険な状態ではなかったかもしれないが、20km以上もゆっくり走り、体が凍えてしまった。誰もブレーキを 제대로 느낄 수 없었다（感じられなかった）。暖を取るために与えられた時間はたったの10分。それでは全く足りない。まだ体が冷え切っている。これは全員に影響があった」と彼は語気を強めた。

（訳注：原文ではスペイン語ですが、山田健一の視点として、必要に応じて現地の言葉を引用し、解説を加えるスタイルで記述します。）

勝利を目前にアルメイダに逆転を許す

レースは残り30kmで再開。中断前に逃げていた選手たちに有利な状況となったが、結局は集団に吸収された。ヴィンゲゴーは、マッテオ・ジョーゲンソンら少数の選手たちと先頭集団を形成し、最終局面の上りに臨んだ。残り2kmでヴィンゲゴーは単独でアタックを仕掛けたが、最後の最後でジョアン・アルメイダ（UAE）がサプライズアタックを敢行し、勝利をさらっていった。「良い戦略があった。最後の上りではアタックを警戒し、良い形で対応できていた。自由に動けるように指示されていたので、アタックを試みたが…最後に彼に負けてしまった。これがサイクリングだ。私にとっても今日は残念な結果だ」とヴィンゲゴーは語った。

しかし、この結果により、ヴィンゲゴーは総合首位に立ち、ジョーゲンソンに5秒差をつけた。チーム ヴィスマ・リースアバイクは前日のチームタイムトライアルに続き、再び存在感を示し、総合上位に2人を送り込んだ。ヴィンゲゴーとジョーゲンソン。この2人がパリ～ニースを席巻するのか？今後の展開から目が離せない。