ティレーノ～アドリアティコ：ドヴェスネスが制覇！

ティレーノ～アドリアティコ第5ステージ：ドゥヴァーシュネスが逃げ切り勝利！ガンナはメカトラに見舞われながらも首位をキープ

Ciao a tutti！松田翔太です。イタリアの春を彩るレース、ティレーノ～アドリアティコの第5ステージ、ドラマがありましたねぇ。ノルウェーのフレドリク・ドゥヴァーシュネス（ウノエックス・モビリティ）が、なんと5時間にも及ぶ逃げ切りを成功させたんだから、シビれるよね。

5時間の逃げ、最後のサバイバー

アスコリ・ピチェーノからペルゴラまでの205km。スタート直後から7名の逃げ集団が形成され、その中にドゥヴァーシュネスはいたんだ。ガル・グリヴァル（アルペシン・ドゥクーニンク）、クサンドロ・ムーリッセ（アルペシン・ドゥクーニンク）、ポール・ウルスラン（コフィディス）、ドリース・デポーテル Bondt（デカトロン・AG2Rラモンディアール チーム）、フランシスコ・ムニョス（チーム ポルティ・ビジットマルタ）、マヌエーレ・トロッツィ（VF Group Bardiani CSF - Faizane）。

次々と吸収されていく中、ドゥヴァーシュネスだけが生き残った。カッタネオ、ピドコック、そして最後にマチュー・ファンデルプール（アルペシン・ドゥクーニンク）のアタックもかわしての勝利。まさに、執念だよね。最後の1km、ファンデルプールが猛追してくる姿、鳥肌もんだったよ。

ガンナ、まさかのメカトラ！それでもリーダージャージは死守

一方、総合リーダーのフィリッポ・ガンナ（イネオス・グレナディアーズ）にアクシデント発生。残り5km地点でメカトラに見舞われたんだ。下りで穴に突っ込み、チェーンが外れてフレームとクランクの間に挟まってしまったらしい。

「ペダルを強く踏みすぎた」とガンナは語っていたけど、不運としか言いようがないよね。しかし、今回は事前にタイムがニュートラル化されることが決まっていたため、ガンナは集団と同じタイムでゴール。首位の座を守り切ったんだ。

明日の第6ステージは山岳決戦！

明日の第6ステージは、カルチェート（ルクレツィア）からフロントニャーノ（ウッシタ）までの163km。獲得標高差は3400mと、今大会最難関の山岳ステージだ。クリスピエロとフロントニャーノの2つの山岳ポイントが設定され、特にゴール地点のフロントニャーノは、平均勾配10%を超える激坂。

このステージで総合順位が大きく変動する可能性大。フアン・アユソ（UAE Team Emirates）やアントニオ・ティベーリ（バーレーン・ヴィクトリアス）といったクライマー勢が、ガンナに牙をむくのか？それとも、ガンナが持ち前のタイムトライアルスキルを活かして逃げ切るのか？

機材トラブルはつきもの？明日の展開を左右するものは…

ロードレースには、メカトラブルがつきもの。でも、それを乗り越えて勝利を掴む選手もいる。明日のステージでは、機材の選択も重要になってくるだろうね。軽量なクライミングバイクを選ぶか、エアロ性能も考慮したバイクを選ぶか。各チームの戦略にも注目したい。

ガンナのメカトラは、ほんと運が悪かったとしか言いようがない。でも、冷静に対処して首位を守り切ったのはさすがだよね。明日の山岳ステージ、どんなドラマが待っているのか、今から楽しみで仕方ないよ！皆さんも、ぜひ注目して見てください！