ホセ・デ・カウワー「ロットとフランドル＝バロワーズの合併を」

日本のロードレースファンへ、山田健一がお届けする、ちょっと辛口なベルギーからの提言

名物解説者デ・カウウェル氏、「ロット」と「フランダース・バロワーズ」の合併を提言！

「もしもし、山田さん？聞こえますか？ベルギーは今日も雨ですよ！」

…はい、今日もベルギーは雨です。しかし、そんな憂鬱な気分を吹き飛ばすようなニュースが飛び込んできました。ベルギーの名物解説者、ホセ・デ・カウウェル氏が、なんと「ロット」と「フランダース・バロワーズ」の合併を提言したのです！

苦戦する「ロット」、若手育成に活路を見出すか

ご存知の通り、「ロット」は今シーズン、苦戦を強いられています。エースのアルノー・ドゥリー Lie選手も調子を崩し、 monument（モニュメント）レースへの出場も危ぶまれる状況。デ・カウウェル氏は、チームの現状について、「経営陣がアルノー・ドゥリー Lie選手を甘やかしすぎた」と手厳しい意見を述べています。

しかし、希望がないわけではありません。チームにはヤルノ・ウィダル選手のような有望な若手も在籍しています。デ・カウウェル氏は、若手育成こそが「ロット」の活路だと語ります。

「フランダース・バロワーズ」との合併で生まれる可能性

そこで出てきたのが、「フランダース・バロワーズ」との合併案です。両チームとも国からの資金援助を受けており、合併することで資金面での効率化が図れます。さらに、育成チーム、トラックレース、シクロクロス、グラベルロードなど、多岐にわたる分野をカバーできる体制が整います。

「これぞまさに、一石二鳥、いや三鳥くらいの効果があるんじゃないですかね？」

デ・カウウェル氏は、「フランダース・バロワーズ」の育成システムを高く評価しつつも、「近年の自転車界の変化に対応するためには、より大きな組織が必要だ」と主張します。

ベルギー自転車界の再編は進むのか？

今回のデ・カウウェル氏の提言は、ベルギー自転車界に大きな波紋を呼んでいます。果たして、「ロット」と「フランダース・バロワーズ」は本当に合併するのでしょうか？ そして、それはベルギー自転車界の勢力図にどのような変化をもたらすのでしょうか？

今後の展開から目が離せませんね！