ラバンク、傷を癒し復活へ！「CL」も視野

はい、中村リサです。日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！ モナコから、熱いニュースをお届けしますよ！

Rabobank（ラボバンク）が自転車ロードレースの世界に帰ってくる！過去の傷跡を乗り越えて

オランダの金融機関、Rabobankが、なんと12年ぶりに自転車ロードレース界に復帰するんです！ え？ あのRabobankが？って驚いた方も多いのではないでしょうか。かつて、マイケル・ボーゲルドやマイケル・ラスムッセンといったスター選手を擁し、オレンジ色のジャージがトレードマークだったRabobank。しかし、度重なるドーピング問題により、2012年に自転車界から撤退してしまったんです。

今回の復帰の背景には、何があるのでしょうか？ ドーピング問題は本当に過去のものとなったのか？ それとも、単なる商業的な理由なのか？ 興味津々ですよね！

Team イウラニ・ブランコ（現Visma | Lease a Bike）の台頭

Rabobankが撤退した後、リチャード・プラグ氏は、Rabobankの残骸から新たなチーム、Team イウラニ・ブランコを立ち上げました。 当時、誰もが「このチームは長続きしないだろう」と思っていたそうです。しかし、プラグ氏は諦めませんでした。 そして、Team イウラニ・ブランコは、Visma | Lease a Bikeへと進化し、今や世界最強のチームの一つとなったのです！

Rabobank復活の理由

Rabobankが自転車ロードレース界に戻ってくる理由は何でしょうか？ Wielerflitsのジャーナリスト、レイモンド・ケルクホフス氏によると、Rabobankにはステファーン・デクラーネというベルギー人ディレクターがおり、彼は常に自転車ロードレースへの復帰に前向きだったそうです。

「Rabobankは過去に自転車ロードレースへの投資から莫大なリターンを得ていました。 また、Dikkebandenrace（子供向けの自転車レース）などのイベントを長年主催し、数え切れないほどの子供たちが自転車ロードレースに触れる機会を提供していました。 マチュー・ファンデルプール der PoelやDemi ボディネ・フォレリング、Chantal Blaakも、子供の頃にRabobank主催のレースで優勝しているんですよ！」とケルクホフス氏は語ります。

Rabobankは、次世代の育成に貢献したいという強い想いを持っているんですね。

マチュー・ファンデルプール der Poel後のオランダ自転車界

ケルクホフス氏は、「Rabobankが1996年に自転車ロードレース界に参入したとき、オランダの自転車界は低迷していました。 現在は、マチュー・ファンデルプール der Poelや女子選手の活躍で盛り上がっていますが、マチュー・ファンデルプール der Poelの後を継ぐ選手はまだ育っていません。 Rabobankの復帰は、オランダの自転車界にとって非常に重要な意味を持つでしょう」と語ります。

自転車ロードレース界のチャンピオンズリーグ？

Visma | Lease a Bikeが推進するOneCyclingというプロジェクトが、自転車ロードレース界に革命をもたらすかもしれません。 このプロジェクトは、自転車ロードレース界のチャンピオンズリーグのようなものを創設することを目指しています。 Rabobankがこのプロジェクトに参画することも、復帰の理由の一つなのでしょうか？

ケルクホフス氏は、「OneCyclingはまだ仮説的な段階ですが、より多くの多国籍企業が自転車ロードレース界に参入するきっかけになるかもしれません。 しかし、それはRabobankが競争できないレベルのスポンサーシップを必要とする可能性もあります」と述べています。

Rabobankの復帰は、自転車ロードレース界にとって大きな転換期となるかもしれませんね。 今後の展開が楽しみです！