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オーストラリアで開幕、ベッティオールがイタリアチャンピオンジャージで即レース

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オーストラリアで幕開け!ベッティオルがトリコロールを纏い始動、トーマスもラストシーズンへ

皆さん、こんにちは。山田健一です。いよいよ、待ちに待った2025年シーズンが始まりましたね!オーストラリアで開催されるツアー・ダウンアンダーを皮切りに、ワールドツアーが本格的にスタートします。南半球の熱気が、早くもヨーロッパへと伝わってくるようです。

トリコロールを纏うベッティオルの新たな挑戦

今回のレースで注目すべきは、何と言ってもイタリアチャンピオンジャージ、トリコロールを身に纏ったアルベルト・ベッティオル(XDS・アスタナ チーム)でしょう。彼は今シーズンから、中国資本が入った新生XDS・アスタナ チームで、初のフルシーズンを戦うことになります。昨シーズン終盤の勢いをそのままに、このツアー・ダウンアンダーでどんな走りを見せてくれるのか、非常に楽しみです。ベッティオルのようなパンチャータイプの選手は、アップダウンの多いオーストラリアのコースで、その実力を存分に発揮してくれるでしょう。

ベテラン、トーマスのラストダンス

そして、もう一人注目すべき選手がいます。それは、イネオス・グレナディアーズのゲラント・トーマスです。2018年のツール・ド・フランス覇者であり、トラック競技でも数々のタイトルを獲得しているベテラン選手ですが、今シーズンがプロとしてのラストシーズンとなります。38歳という年齢を感じさせない、彼の円熟味を増した走りは、多くのファンを魅了するはずです。ツアー・ダウンアンダーでは、若い選手たちを相手に、どのようなレース展開を見せてくれるのか、目が離せません。

ツアー・ダウンアンダーの舞台と展望

ツアー・ダウンアンダーは、アデレード周辺を舞台に6つのステージが繰り広げられます。初日のステージは、日本時間で月曜から火曜にかけての深夜に開催されます。昨年は、イスラエル・プレミアテックのスティーブン・ウィリアムズが総合優勝を飾りました。今年も、各チームのエースたちが、激しい戦いを繰り広げることでしょう。特に、スプリンター、パンチャー、クライマーと、それぞれのタイプの選手が活躍できるコース設定となっているため、見どころ満載のレースとなるでしょう。

新シーズン開幕への期待

ツアー・ダウンアンダーの開幕は、新シーズンへの期待感を高めてくれます。各チームの新体制、新加入選手の活躍、そしてベテラン選手のラストランなど、見どころ満載です。今年も、ヨーロッパを中心に世界各地で数々のレースが開催されます。皆さんと一緒に、この素晴らしいサイクルロードレースの世界を、今年も楽しんでいきたいと思います。

山田 健一

山田 健一

グランツールステージレースWorldTour

グランツールを中心に、ヨーロッパの主要レースを担当。イタリア、フランス、スペインの三カ国の言葉を自在に操り、現地メディアの微妙なニュアンスまで読み解く。特派員時代に培った人脈と、独自の視点を組み合わせることで、選手たちの表情や声のトーンから次の展開を予見することも。15年以上の取材経験から紡ぎ出される記事は、データと感性の絶妙な調和が特徴。アンドラ公国に別荘を持つという噂は真偽不明だが、ピレネー山脈の天気変化を誰よりも早く感じ取る不思議な能力の持ち主。