伏兵たちの舞踏会、開幕

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！松崎 愛です。

パリ～ルーベまであと少し！ツール・デ・フランドルが終わったばかりですが、もう次のクラシックレースが目前に迫ってきました。今年のパリ～ルーベは、ただのレースじゃない、ドラマの予感満載なんです！

ポガチャル vs ファンデルプール、だけじゃない！

ツール・デ・フランドルではタデイ・ポガチャルとマチュー・ファンデルプールの激しい戦いが繰り広げられましたが、パリ～ルーベはちょっと違う。ファンデルプール自身も認めているように、より平坦なコース、そして石畳の存在が、他の選手たちにもチャンスを与えるんです。

石畳の女神は誰に微笑む？ パリ～ルーベ注目のアウトサイダーたち

ツール・デ・フランドルでの走りを見て、「これは！」と感じた選手たちをピックアップしました。

• マッズ・ピーダスン： シーズン序盤から絶好調のデンマーク人。ツール・デ・フランドルでも、ポガチャルのアタックに食らいつき、終盤のスプリントではファンデルプールを抑えてみせました。石畳では彼の爆発力がさらに活きるはず。Lidl-Trekのリーダーとして、勝利を虎視眈々と狙っています。

• ワウト・ファンアールト： シーズン序盤は調子が上がらず、批判も浴びていたファンアールトですが、ツール・デ・フランドルでは4位と復調の兆しを見せました。パリ～ルーベは彼にとって特別なレース。過去には2位、3位と好成績を収めていますが、まだ勝利には手が届いていません。チーム ヴィスマ・リースアバイクの強力なサポートを受け、悲願の勝利を掴めるか？

• シュテファン・キュング： Groupama-FDJの頼れるスイス人。パリ～ルーベを最大の目標としており、2022年以降、トップ5に3回も入っています。ツール・デ・フランドルでも7位と好調を維持。持ち前のルーラーとしての能力が、石畳でどこまで通用するのか、注目です。「勝利のためには、大胆に攻めるしかない」という彼の言葉には、並々ならぬ覚悟が感じられます。

• ヤスペル・ストゥイヴェン： Lidl-Trekのベルギー人。2021年以来の好調をツール・デ・フランドルで見せました。マッズ・ピーダスンをアシストしながらも、自身のチャンスも伺うクレバーな走り。自信を持ってパリ～ルーベに挑むと語っています。

• フィリッポ・ガンナ： ミラノ～サンレモ2位、E3・サクソバンク・クラシック3位と、春のクラシックで存在感を示しているイタリア人。ツール・デ・フランドルにも急遽参戦し、8位でフィニッシュ。平坦な石畳では、彼の圧倒的なパワーが炸裂するはず。

パリ～ルーベ、何が起こるかわからない！

もちろん、タデイ・ポガチャルとマチュー・ファンデルプールも有力候補であることは間違いありません。しかし、パリ～ルーベは「北の地獄」と呼ばれるほど過酷なレース。パンク、落車、メカトラブル…何が起こるかわかりません。今回ご紹介したアウトサイダーたちが、番狂わせを起こす可能性も十分にあります。

今年のパリ～ルーベ、目が離せませんね！皆さんは誰が勝つと思いますか？ぜひSNSで予想を教えてください！