道を探る、砂塵舞う偵察行

パリ～ルーベ2025：石畳の試走で火花散る！ファンデルプール vs ポガチャル、世紀の対決は目前！？

日本のロードレースファンの皆さん、こんにちは！松崎 愛です。今年も「北の地獄」パリ～ルーベの季節がやってきましたね！先日、レースを前に各チームがコースの試走を行いましたが、その様子を取材してきました。今回は、その模様を熱くレポートします！

乾いた石畳が物語る過酷なレースの予感

今年のパリ～ルーベは、例年とは少し違う様相を呈しています。というのも、ここ数週間、雨がほとんど降っていないため、石畳はカラカラに乾き、砂埃が舞う状況なんです。現地カフェのオーナー、エマニュエル・リュベールさんも「ここ1ヶ月以上、雨が降っていない」と驚いていました。選手たちはタイヤの空気圧を調整したり、石畳の状態を確かめたりと、入念な準備をしていましたね。デカトロン・AG2Rラモンディアール チーム AG2Rのシュテファン・ビッセガー選手も「タイヤの空気圧と石畳の状態を知るために、試走は不可欠」と語っていました。

観客もヒートアップ！注目の的はやはりあの2人！

試走を見守る観客たちも、すでに興奮状態！特に話題の中心は、昨年の覇者マチュー・ファンデルプール選手と、今年初挑戦となるタデイ・ポガチャル選手！「ファンデルプールとポガチャルは来るのか？」と何度も尋ねられました。ファンデルプール選手は、その圧倒的な走りで石畳を制することができるのか？そして、ポガチャル選手は、初挑戦にして「北の地獄」を攻略することができるのか？二人の対決は、まさにロードレース界の新たな伝説となる予感がしますね！

アレンベルグの森は今年も健在！

パリ～ルーベの象徴とも言えるアレンベルグの森。その石畳は、今年も相変わらずの悪路ぶりを発揮していました。ワウト・ファンアールト選手も、危うく落車しそうになる場面も。多くの選手が最初の500mを試走した後、路肩に避難していました（笑）。しかし、ご安心ください！これこそがパリ～ルーベの醍醐味！

天候も味方につけるのは誰だ？

そして、気になるのがレース当日の天気。現地の天気予報によると、雨の予報が出ているんです！ヤスペル・ストゥイヴェン選手は「雨のルーベは好きじゃない。テクニカルで緊張感が増す」と語っていましたが、あるベルギー人ファンは「ルーベは雨が降ってこそ地獄だ！」とニヤリ。雨が降れば、レースはさらに混沌とし、予想外の展開が待ち受けているかもしれません。

ポガチャル選手は既にフランス入りし、最終調整に入っています。彼はモナコでの束の間の休息を挟み、再び石畳へと挑みます。ファンデルプール選手との直接対決、そして雨という名のスパイスが加われば、今年のパリ～ルーベは、歴史に残る激戦となること間違いなし！目が離せませんね！