SDワークス、連勝も「昔の勢い」にはまだ

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！松崎愛です。春のクラシックシーズン、熱い戦いが繰り広げられていますね！今回は、女子ロードレース界の絶対王者、SD Worx-Protimeの現状について、深掘りしていきたいと思います。

SD Worx-Protimeといえば、ロレーナ・ウィーベスを筆頭に、まさに「勝って当然」という圧倒的な強さを誇るチーム。しかし、WielerFlitsのインタビューで、ミーシャ・ブレーデウォルツは「まだ昔の勢いではない」と語っています。え、連勝してるのに！？一体どういうことなんでしょうか？

ミーシャ・ブレーデウォルツによると、チームは今シーズン、大きな変化を経験したとのこと。デミ・ボディネ・フォレリングやマーレン・ロイサーといった主力選手がチームを離れ、新たなメンバーが加わったことで、チーム全体のバランスを取り戻すのに時間がかかったようです。

しかし、世界チャンピオン、ロッテ・コペッキーの復帰は大きなプラス要素。「彼女がレースに戻ってきたことは、本当に大きな違いを生む」とミーシャ・ブレーデウォルツは語ります。

「新しいチーム、新しいグループ、新しいダイナミクス、新しい雰囲気」とミーシャ・ブレーデウォルツは表現します。SD Worx-Protimeは、単なる強いチームではなく、選手同士がお互いを尊重し、助け合う「与える・受け取る」の精神を大切にしているようです。

実際、ヘント～ウェヴェルヘムでは、ロッテ・コペッキーがロレーナ・ウィーベスのためにスプリントを牽引。ロッテ・コペッキー自身も勝利を狙える力を持っているにも関わらず、チームの勝利のために動く姿は、まさにプロフェッショナルの鑑です。

「ロッテは自分で勝つこともできる。彼女にはアタックするチャンスが与えられている。ロレーナもそれを許している。ロレーナは、ロッテが意味のあるアタックをする限り、アタックしても良いと言ったんだ。」とミーシャ・ブレーデウォルツは明かします。

この言葉から、ロッテ・コペッキーとロレーナ・ウィーベスの間には、揺るぎない信頼関係があることがわかりますね。残り20km地点でスプリント勝負になると判断すれば、ロッテ・コペッキーは迷わずロレーナ・ウィーベスのために動く。まさに最強のタッグです！

「チームのDNAは変わらないが、新鮮な風が吹いている」とミーシャ・ブレーデウォルツは語ります。SD Worx-Protimeは、過去の成功に甘んじることなく、常に進化を続けているチームなのです。

今回のインタビューを通して、SD Worx-Protimeの強さの秘密は、単なる個々の選手の能力の高さだけではなく、チーム全体の結束力と、お互いを尊重し合う「与える・受け取る」の精神にあることがわかりました。

SD Worx-Protimeの快進撃はまだまだ続くのか？今後のレース展開から目が離せませんね！

タグ