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リドル・トレックが圧勝!ツールドバレンシアTTTで首位奪取

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リドル・トレックが圧勝!ヴォルタ・ア・ラ・コムニタット・バレンシアナのチームタイムトライアルでマティアス・ヴァチェクがリーダージャージを獲得

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは!山田健一です。2025年のシーズンもいよいよ本格的に始動しましたね。今回は、ヴォルタ・ア・ラ・コムニタット・バレンシアナの開幕を飾ったチームタイムトライアルの結果を速報でお届けします。

リドル・トレック、他を圧倒する走りで首位に

今年のヴォルタ・ア・ラ・コムニタット・バレンシアナは、オリウエラをスタート/ゴールとする34.3kmのチームタイムトライアルで幕を開けました。コースは平坦基調ながらも、いくつかの短い上り坂が設けられており、各チームの実力が試されるレイアウト。そんな中、ひときわ輝きを放ったのがリドル・トレックでした。

平均時速52.3km/hという驚異的なスピードでコースを駆け抜け、2位のJayco Alulaに46秒差をつける圧勝。総合優勝を狙える選手はいないものの、ジョナサン・ミランをエーススプリンターとして擁する彼らは、そのポテンシャルの高さをタイムトライアルで見事に証明しました。

ライバルチームの動向は?

総合優勝候補を擁するレッドブル・ボーラ・ハンスグローエUAEは50秒差、Ineosは51秒差と、いずれもリドル・トレックに大きく水をあけられる結果となりました。また、モビスター チームは1分6秒差の6位と、やや苦しいスタート。しかし、まだ始まったばかり。明日の第2ステージ以降での巻き返しに期待しましょう。

明日の山岳ステージに注目!

明日の第2ステージは、ラ・ヌシアからベニファトまでの166km。コル・デ・ラッツ、アルト・デ・ベニマンテルといった難関山岳を越え、最後はアルト・デ・パルテガトという、平均勾配9.6%の厳しい上りでフィニッシュを迎えます。

ここで総合優勝争いが大きく動く可能性も十分にあります。各チームのエースがどのような戦略で挑むのか、目が離せません!

今後の展開予想

リドル・トレックの勢いはどこまで続くのか? Jayco Alulaレッドブル・ボーラ・ハンスグローエといった強豪チームは、どのように巻き返しを図るのか? そして、モビスター チームは、エースのエンリク・マスをどのようにサポートしていくのか? 今後のレース展開から目が離せませんね!

熱い戦いは始まったばかり! ぜひ、ヴォルタ・ア・ラ・コムニタット・バレンシアナの今後の展開にご注目ください!

山田 健一

山田 健一

グランツールステージレースWorldTour

グランツールを中心に、ヨーロッパの主要レースを担当。イタリア、フランス、スペインの三カ国の言葉を自在に操り、現地メディアの微妙なニュアンスまで読み解く。特派員時代に培った人脈と、独自の視点を組み合わせることで、選手たちの表情や声のトーンから次の展開を予見することも。15年以上の取材経験から紡ぎ出される記事は、データと感性の絶妙な調和が特徴。アンドラ公国に別荘を持つという噂は真偽不明だが、ピレネー山脈の天気変化を誰よりも早く感じ取る不思議な能力の持ち主。