クラシックレース、三大勢力に挑むのは誰？

クラシックレースの新勢力図？ レッドブル・ボーラ・ハンスグローエの戦略と、番狂わせを起こしそうな伏兵たち

皆さん、こんにちは！モナコ在住の中村リサです。ヨーロッパのロードレースシーンは、早くもクラシックシーズンに向けて熱気を帯びてきていますね。特に注目されているのは、近年「Grote Drie（ビッグスリー）」と呼ばれる、マチュー・ファンデルプール、ワウト・ファンアールト、そしてタデイ・ポガチャルの圧倒的な存在感。しかし、彼らに挑む新たな勢力も着々と力をつけているんです。今回は、そんなクラシックレースの勢力図に変化をもたらしそうなチームと選手たちに焦点を当てていきましょう。

レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、新体制でクラシック制覇へ

まず注目したいのは、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ。今シーズン、強力なスポンサーを得てチーム体制を刷新し、クラシックレースでの勝利を目指しています。元プロ選手であるSep Vanmarcke氏は、「レッドブル・ボーラ・ハンスグローエは、この冬に非常に優秀な選手たちを獲得した」と語り、その戦力アップを評価しています。しかし、一方で「これだけの優秀な選手たちを、いかに一つのチームとしてまとめ上げるかが課題だ」とも指摘しています。まさに、チームとしての結束力が、彼らの成功を左右する鍵となりそうですね。

マキシム・ファンヒルス、フランドルで輝けるか？

レッドブル・ボーラ・ハンスグローエの新加入選手の中でも、特に注目を集めているのがマキシム・ファンヒルス。Vanmarcke氏は、「彼は将来的にモニュメントレース（格式の高いクラシックレース）で勝利するポテンシャルを持っている」と高く評価しています。さらに、「ファンヒルスは、ワロンヌ地方のレースにも出場するだろうが、個人的にはロンド・ファン・フラーンデレン（ツール・デ・フランドル）で彼を見てみたい。リーヘ・バストーニュ・リージェよりも、フランドルの方が彼の才能を発揮できると思う」と語っています。ファンヒルスのパンチ力のある走りが、石畳の道でどのように活かされるのか、今から楽しみでなりません！

ピドコックへの期待と、ベルギーチームの動向

レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ以外にも、リドル・トレックやトム・ピドコックなど、注目すべき選手やチームはたくさんあります。特にピドコックは、新チームQ36.5に移籍後、すぐに結果を出すなど、その才能を改めて証明しています。また、ベルギーのチーム、スーダル・クイックステップやロットの動向も見逃せません。スーダル・クイックステップでは、ティム・メルリールが好調を維持しており、ドリス・ファンヘステルにも期待がかかります。ロットは、アルノー・ドゥリーを中心に、着実にチーム力を上げてきている印象です。

クラシックシーズン開幕まで、あとわずか。今年は一体どんなドラマが繰り広げられるのでしょうか？新戦力の台頭、ビッグネームたちの意地、そしてチーム戦略。様々な要素が絡み合い、目が離せない展開になりそうですね！皆さんは、どの選手、どのチームに注目していますか？ぜひコメントで教えてくださいね！