番狂わせ！ワーレンショルドがベルギー初戦制覇

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、チャオ！松崎 愛です。

北のクラシック開幕！オムループ・ヘット・ニウスブラッドでソーレン・ヴァーレンショルトがサプライズ勝利！

ベルギーからホットなニュースが飛び込んできました！北のクラシックシーズン開幕戦、オムループ・ヘット・ニウスブラッドで、なんとウノエックス・モビリティのソーレン・ヴァーレンショルトがスプリントを制し、見事優勝を飾ったのです！これはまさにサプライズ！

風との戦い、そして混沌のスプリント

今年のオムループは、向かい風の影響でアタックがなかなか決まらず、最後のボスベルグを越えても47名もの選手が集団でゴールを目指す展開となりました。スイスの強力なタイムトライアラー、クンが残り2kmでアタックを試みるも、集団に吸収。勝負は混沌としたスプリント勝負へともつれ込みました。

そして、そのスプリントを制したのは、ノルウェーの新星、ソーレン・ヴァーレンショルト！24歳、195cm、92kgという恵まれた体格を生かし、見事なスプリントを見せつけました。2位にはAGインシュランス・スーダル チーム-QuickStepのポール・マニエ、3位にはアルペシン・ドゥクーニンクのヤスペル・フィリプセンが入りました。フィリプセンは2024年のミラノ～サンレモ覇者ですから、その実力は折り紙付きです。

イタリア勢も奮闘！ファンアールトはまさかの…

イタリア勢では、EF Education-EasyPostのヴィンチェンツォ・アルバネーゼが8位、Tudorのマッテオ・トレンティンが12位と健闘しました。特にトレンティンは、終盤にクンを追う素晴らしい走りを見せてくれました。

しかし、注目されたワウト・ファンアールト（Visma | Lease a Bike）は、チームメイトのヨルゲンセンと共に動きが封じられ、まさかの11位という結果に。タフなレースでしたが、タクティカルな駆け引きに翻弄された印象です。

明日はクールネ～ブリュッセル～クールネ！

さて、ベルギーのレースカレンダーはまだまだ続きます。明日はクールネ～ブリュッセル～クールネ、別名「ロバのレース」が開催されます！優勝者にはロバが贈られるというユニークなレースです。コースはオムループよりも比較的平坦ですが、それでも石畳や急坂が待ち構えています。

ファンアールトはもちろん、フィリプセン、そしてUAEツアーで2勝を挙げたリドル・トレックのジョナタン・ミランも出場予定。クラシックシーズンに向けて、彼らの走りに注目しましょう！スタートはコルトレイク、ゴールはクールネ、全長196kmです。

女子オムループもサプライズ！

女子のオムループもまた、サプライズに満ちた展開でした。アルケアのロッテ・クラースが、ポーランドのオーレラ・ネルロとの逃げ切りを制し、優勝を飾りました。3位には、デミ・ボディネ・フォレリング、4位にはプック・ピーテルセと、オランダ勢が続きました。

クラシックシーズンは始まったばかり！

さあ、北のクラシックシーズンは始まったばかり！これからどんなドラマが繰り広げられるのか、目が離せませんね！皆さんも、熱い声援を送りましょう！