ヴォークラン、ベッセージュ悪天候ステージ制覇！

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！モナコ在住の中村リサです。

南フランスで開催された「エトワール・ド・ベセージュ」から、熱いレースの模様をお届けします。

ヴォークルラン、悪天候のベセージュで山岳ステージを制覇！ドゥリーはリーダージャージを失う

まるで呪われているかのような今年の「エトワール・ド・ベセージュ」。コースへの車両侵入による混乱、そして選手のストライキ…そんな波乱の展開の中、迎えたクイーンステージは、あいにくの雨模様となりました。

悪天候とモン・ブーケの洗礼

9チームがリタイアする異常事態の中、選手たちは最終目的地のモン・ブーケ（4.5km、平均勾配9.4%！）を目指します。リーダージャージを着るアルノー・ドゥリーも必死に食らいつきますが、やはり体格的に不利。徐々に遅れ始めます。

ヴォークルラン、渾身のアタックで勝利を掴む！

そんな中、満を持してアタックを仕掛けたのは、優勝候補のケヴィン・ヴォークルラン！昨年のツールでもステージ優勝を飾っている実力者です。23歳の若き才能は、そのまま後続を突き放し、見事ステージ優勝とリーダージャージを獲得しました！

サンミシェル・オベール93が表彰台の一角を占める

ヴォークルランに続き、2位にはセゴレーヌ・トマ Champion、3位にはニコラ・ブルイヤールが入り、サンミシェル・オベール93が表彰台の一角を占めました。ディラン・トゥーンス（コフィディス）は5位に入っています。

最終日は個人タイムトライアル！

総合順位では、ヴォークルランが2位のブルイヤールに51秒差、トゥーンスは1分1秒差の4位につけています。明日は最終日の個人タイムトライアル。ヴォークルランが逃げ切るのか？それともトゥーンスが逆転するのか？最後まで目が離せませんね！

それにしても、今年の「エトワール・ド・ベセージュ」は本当に波乱続きでしたね。選手の安全が第一であることを改めて痛感しました。明日の個人タイムトライアルが無事に終わることを祈るばかりです。