オード・ビアニック、フランス初のママさんランナーに

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！山田健一です。今回は、フランスのスポーツメディア「L'ÉQUIPE」の記事から、感動的なニュースをお届けします。

オード・ビアニック、プロとして母となり、再び走り出す！

「朝、陣痛が来るまでトレーニングに行くつもりだった」とは、オード・ビアニックの言葉。彼女は、フランス人女性として初めて、プロのロードレース選手として出産を経験しました。そんな彼女が、出産と競技復帰について語った記事が、フランスで大きな話題を呼んでいます。

妊娠の報告、そしてチームの温かいサポート

オード・ビアニックは、Movistarとの契約最終年に妊娠が発覚。チームへの報告は、彼女にとって人生で最も難しい電話の一つだったそうです。しかし、Movistarは彼女の才能を高く評価し、契約を1年延長。チームの温かいサポートが、彼女の競技復帰を後押ししました。

出産直前までトレーニング！驚異的な精神力

なんと、オード・ビアニックは出産2日前までトレーニングを続けていたとのこと！「陣痛が来なければ、朝のトレーニングに行くつもりだった」という言葉には、彼女のロードレースに対する情熱と、プロフェッショナルとしての強い責任感が表れています。2018年のフランスチャンピオンである彼女は、昨年4月のパリ〜ルーベ以来レースから遠ざかっていますが、その間もトレーニングを欠かさなかったのです。

復帰は4月か5月？ツール・ド・フランスへの思い

出産後、1ヶ月の休養を経てトレーニングを再開したオード・ビアニック。チームからは3月19日のノケレ・クルス（ベルギー）での復帰を期待されていましたが、「まだ準備ができていない」と語っています。彼女の目標は、夏のツール・ド・フランス・ファム。特に、ブレストとカンペールを結ぶ第2ステージは、彼女が普段トレーニングで走る道であり、特別な思い入れがあるようです。

母となり、さらに強くなったオード・ビアニックに期待！

出産という大きな経験を経て、さらに精神的に強くなったであろうオード・ビアニック。彼女の今後の活躍から目が離せません。ツール・ド・フランス・ファムでの走りに、ぜひ注目してください！