ベニドルムCXフェスト」：ファン・アールトはスターモード、オルツは地元のアイドル、そして自転車以上の魅力

ベニドルムCXフェス開幕！ワウト・ファンアールトがスターの輝き、オルツは地元アイドル、そして自転車以上の興奮

皆さん、こんにちは！山田健一です。今回は、スペインのベニドルムで開催されたシクロクロスイベント「ベニドルムCXフェス」の熱気を、現地からの目線でお届けします。このイベント、単なるレースにとどまらず、まさに「お祭り」と呼ぶにふさわしい盛り上がりでした。

地元ファン熱狂！フェリペ・オルツへの期待

ベニドルムCXフェスは、UCIシクロクロスワールドカップの開催地として、世界中から注目を集めています。しかし、このイベントの主役は、世界のスーパースターだけではありません。地元スペインの英雄、フェリペ・オルツの存在が、会場を特別な熱気に包み込んでいました。土曜日の練習走行では、オルツが登場するたびに、地鳴りのような歓声が沸き起こり、まるで本番さながらの盛り上がり。オルツ自身も「地元ファンの応援が力になる」と語り、このレースにかける意気込みを感じさせます。過去にはダブリンで3位、フルストで2位と表彰台に立っているオルツだけに、地元ベニドルムでの活躍に期待が高まりますね。

ファンアールト、ネイスら強豪集結！

もちろん、ワールドカップだけあって、世界トップクラスの選手たちが集結しています。特に注目は、ワウト・ファンアールト（Visma | Lease a Bike）。彼の圧倒的な走りは、観客を魅了し、まさに「スター」の風格でした。また、ティボー・ネイス（Baloise – Glowi Lions）も、その実力と若さでファンを釘付けにしていましたね。女子エリートでは、ルシンダ・ブラント（Baloise Glowi Lions）や、フェム・ファンエンペル（Visma | Lease a Bike）、マリアンヌ・フォス（Visma | Lease a Bike）といった豪華メンバーが顔を揃え、見応えのあるレースが期待されました。

レースだけじゃない！充実のファンゾーン

このイベントの魅力は、レースだけではありません。会場には、４つのファンゾーンが設けられ、軽食や飲み物を楽しむことができました。特にレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが提供するファンゾーンは、音楽とエンターテイメントで、会場全体をさらに盛り上げていました。フードトラックやDJパフォーマンスなど、レースの合間にも楽しめる工夫が凝らされ、まさに一日中楽しめるイベントとなっていました。

ベニドルムCXフェスが示す、シクロクロスの未来

ベニドルムCXフェスは、シクロクロスが単なる冬のスポーツではなく、地域を巻き込んだ一大イベントになりうることを示しました。地元の英雄オルツの存在、世界のスーパースターたちの競演、そして充実したファンサービス。この三つが組み合わさることで、シクロクロスの魅力を最大限に引き出していると感じました。来年以降も、このイベントがさらに進化し、シクロクロスの人気を牽引していくことを期待しています。皆さんも、機会があればぜひ現地でこの熱気を体感してみてください。