オウデ・クワレモントやカウベルグのよう」テンダムがルワンダでコース探索

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！モナコ在住の中村リサです。今回は、2025年の世界選手権ロードレース開催地、ルワンダからのホットな情報をお届けします！

「まるで旧クワレモントとカウベルグ！」 ローレンス・テン・ダムがルワンダのコースを視察

皆さんは、ローレンス・テン・ダムという名前を聞いたことがありますか？彼は元プロロードレーサーで、現在はオランダ女子代表の監督を務めています。その彼が、なんとルワンダで開催される世界選手権のコースを視察するために、現地入りしたんです！

アフリカでのアクシデントとコース視察

テン・ダムは、ルワンダでのグラベルレース「Race Around Rwanda」に参加中、不運にも落車してしまいました。しかし、怪我は軽傷で済んだようで一安心。そして、今回の目的である世界選手権のコースをじっくりと視察したようです。

ルワンダのコースはどんな感じ？

テン・ダムによると、ルワンダのコースはかなり厳しいものになりそうです。特に注目すべきは、2つの短いけれど強烈な上り坂。「コート・キミフュルラ」は石畳で、「旧クワレモント」を彷彿とさせるそうです。そして、「コート・デ・キガリ・ゴルフ」はアスファルト舗装で、「カウベルグ」のような雰囲気とのこと。

コースは1周約15kmで、女子エリートはそれを11周、合計164.6kmを走ります。獲得標高はなんと3,350m！これは、相当な脚力が必要とされますね。

注目選手は誰？

テン・ダムは、オランダ代表の選手たちにとって有利なコースだと分析しています。特に、ボディネ・フォレリングや、復帰が順調ならアンナ・ファンデルブレヘンに期待を寄せています。そして、ロッテ・コペッキーも当然、優勝候補の一人として名前を挙げました。一方で、ロレーナ・ウィーベスやマリアンヌ・フォスにとっては、少し厳しいコースになるだろうと予想しています。

男子レースの行方は？

テン・ダムは、男子レースについてもコメントしています。「優れたクライミング能力を持つ、エンジン（心肺機能）の大きな選手に向いている」と分析し、レムコ・エヴェネプールやタデイ・ポガチャルの名前を挙げました。ワウト・ファンアールトやマチュー・ファンデルプールのような選手にとっては、厳しい戦いになるだろうと予想しています。

ルワンダの現状と世界選手権開催への想い

ルワンダは現在、隣国コンゴ民主共和国との紛争の影響を受けています。テン・ダム自身も、その状況を認識していますが、ルワンダ国内では特に混乱は見られなかったと語っています。世界選手権の開催については複雑な思いを抱えつつも、「我々はスポーツマンであり、スポーツに集中する」と述べています。

ルワンダの人々は、サイクリストたちを温かく迎え入れてくれたそうです。世界選手権が、ルワンダの人々にとって希望の光となることを願っています。

さあ、2025年の世界選手権ロードレース、どんなドラマが繰り広げられるのか、今から楽しみでなりませんね！