マチュー・ファンデルプール、ティレーノで体調不良を警戒

マチュー・ファンデルプール、ティレーノ～アドリアティコで体調管理にピリピリ！ 春のクラシックに向け警戒を強める

「昨日は本当に酷い一日だった」。マチュー・ファンデルプール der Poelが自身のインスタグラムで、ティレーノ～アドリアティコ第3ステージを振り返りました。悪天候に見舞われたこの日、選手たちは寒さと雨に苦しめられ、今日の天気予報も芳しくありません。春のクラシックシーズンを最大の目標とするファンデルプールにとって、体調管理は最重要課題。ナーバスになっている様子が伺えます。

悪夢のような第3ステージ

ティレーノ～アドリアティコ第3ステージは、冷たい雨が容赦なく降り注ぎ、まさにサバイバルレースとなりました。気温も低く、リタイアする選手も続出。そんな中、マチュー・ファンデルプール der Poelは果敢にも最終局面でアタックを仕掛けましたが、残念ながら勝利には至りませんでした。

体調不良は絶対に避けたい

「体調を崩すリスク？ それは常に意識しています」と、第4ステージのスタート前にファンデルプールは語りました。「体調不良は春のクラシックに向けて絶対に避けたい。今日の天気も良くないけれど、どうすることもできない」。

現在、チームメイトのヤスペル・フィリプセンやライバルのワウト・ファンアールト Aertがスペインの太陽の下でトレーニングに励んでいることを考えると、ファンデルプールが厳しい気象条件の中、イタリアでレースに出場している状況は、より一層彼の危機感を際立たせます。

勝利への執念

悪天候にも関わらず、ファンデルプールは第3ステージの最終局面で積極的に動き、勝利への意欲を見せました。最後の登りであるヴァリコ・ディ・コルフィオリートではアタックを試みましたが、成功には至らず。最終スプリントでは、残り数メートルで進路を塞がれてしまい、スプリントに加わることができませんでした。

「良いアタックだったけれど、目標はステージ優勝だった。スプリントで閉じ込められてしまい、本当に悔しい。脚は残っていたのに」と、ファンデルプールは振り返ります。「今週のステージ優勝の最大のチャンスだった。今日の展開は、スプリンターチーム次第になるだろうね」。

春のクラシック、そしてツールへ

マチュー・ファンデルプール der Poelは、このティレーノ～アドリアティコを春のクラシックに向けた重要なステップと位置づけています。その先には、ロンド・ファン・フラーンデレンやパリ～ルーベといったビッグレース、そしてツール・ド・フランスも控えています。体調を万全に整え、これらのレースで最高のパフォーマンスを発揮できるか、注目が集まります。

日本のファンとしては、やはりマチュー・ファンデルプール der Poelの活躍を期待したいところ。厳しい状況を乗り越え、春のクラシックでどんな走りを見せてくれるのか、今から楽しみでなりません！