カルーゾ「ポガチャルは他を苦しめるレースを」

ダミアーノ・カルーゾが語る、ポガチャルの野望とミラノ～サンレモの展望

「ポガチャルは、他の選手たちを苦しめるために、非常に挑戦的なレースをしたがるだろう」

イタリア人サイクリスト、ダミアーノ・カルーゾが土曜日に開催されるミラノ～サンレモに向けて、自身の感覚を語った。

引退間近のベテランが見据えるもの

バーレーン・ヴィクトリアスのダミアーノ・カルーゾにとって、おそらくキャリア最後の舞台となるであろうミラノ～サンレモ。勝利に飢えたタデイ・ポガチャルが最大の脅威となることは間違いない。

ライバル候補を挙げるカルーゾ

それでもカルーゾは、ポガチャルに対抗できる選手として、ジャンニ・モスコ、フィリッポ・ガンナ、マチュー・ファンデルプール、マッズ・ペダーセンの名前を挙げた。「特にペダーセンはパリ～ニースで非常に調子が良かった。ジョナタン・ミランも侮れないが、他の選手に比べると、まだ少し力が足りないかもしれない」と分析する。

天候がレースを左右する？

カルーゾは、天候がレース展開を大きく左右する可能性を指摘する。「特にレース序盤は悪天候が予想されており、レースの様相を大きく変える可能性がある。悪天候となれば、レースはより厳しく、挑戦的なものとなり、技術的なミスや補給の失敗などが起こりやすくなる。それがサプライズを生むかもしれない」。

ポガチャルの戦略を読む

タデイ・ポガチャルについて、カルーゾは「ポガチャルは、上りで他の選手たちを苦しめるために、非常に挑戦的なレースをしたがるだろう。ミラノ～サンレモには長い上りはないが、短い上りをハイペースでこなすことになるだろう」と警戒する。

しかし、カルーゾはポガチャルが単独でサンレモにたどり着けるかどうかは不透明だと見ている。「チプレッサやポッジオをどのように攻略するかによる。そこが見どころだ」と語った。

さあ、今年のミラノ～サンレモ、一体どんなドラマが待っているのだろうか？目が離せない展開になりそうだ。