稀代の勝者、見事な敗者

はい、松崎 愛です。日本のロードレースファンのみなさん、こんにちは！今年もミラノ〜サンレモ、通称「ラ・プリマヴェーラ（春）」が、とんでもないドラマを生み出してくれましたね！

マチュー・ファンデルプール、圧巻の勝利！ポガチャルとの激闘を制す

ミラノ〜サンレモといえば、スプリンター向きのコースというイメージが強いかもしれません。しかし、今年はタデイ・ポガチャルがチプレッサで強烈なアタックを仕掛け、レースを完全に破壊！まるで、精密機械が狂い出すかのような衝撃でした。

フィリッポ・ガンナも必死に食らいつき、最終的にはマチュー・ファンデルプールとの三つ巴のスプリント勝負！ファンデルプールが、その圧倒的なパワーでライバルたちをねじ伏せ、見事2度目のミラノ〜サンレモ制覇を成し遂げました。

ポガチャルの攻撃、そしてUAEチームエミレーツ・XRGの戦略

ポガチャルのアタックは、本当に凄まじかった。チプレッサのタイムは、過去の記録を大幅に更新するほど。しかし、イサーク・デルトロ Toroがチプレッサの麓で遅れてしまったことで、UAEチームエミレーツ・XRGの描いた戦略は少し狂ってしまったのかもしれません。ティム・ウェレンスやJhonatan Narváezも懸命にアシストしましたが、ポガチャルは残り25km地点で単独アタックを余儀なくされました。

それでも、ポガチャルのアタックはレースを大きく動かし、マッズ・ピーダスンなどの有力選手を脱落させることに成功しました。まさに、破滅的な美しさ！

ファンデルプール、7つ目のモニュメント制覇！

ファンデルプールは、今回の勝利で7つ目のモニュメントを獲得。2023年のミラノ〜サンレモ、ツール・デ・フランドル（2020, 2022, 2024）、パリ〜ルーベ（2023, 2024）に続き、再びその名を歴史に刻みました。

特に印象的だったのは、ポッジョでのポガチャルとの駆け引き。残り500mでファンデルプールがアタックを仕掛け、ポガチャルがそれに反応！互いに言葉を交わしながらの激しいバトルは、まさに息を呑む展開でした。

ミラノ〜サンレモ、新たな時代の幕開けか？

ミラノ〜サンレモは、しばしば「退屈なレース」と言われることもあります。しかし、ポガチャルやファンデルプールのような攻撃的な選手たちが、このレースの歴史を塗り替えようとしています。

2週間後には、ツール・デ・フランドルが開催されます。再びファンデルプールとポガチャルの激突が見られるのか？今からワクワクが止まりません！

春のクラシックシーズン、ますます目が離せない！

ミラノ〜サンレモは、春のクラシックシーズンの幕開けを告げるレースです。これから、どんなドラマが繰り広げられるのか？日本のファンのみなさんと一緒に、熱い声援を送りたいと思います！