ポガチャル、ミラノ〜サンレモ制覇に挑む！

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！山田健一です。

春の到来を告げるクラシックレース、ミラノ～サンレモがいよいよ明日開催されますね！今年は特に見どころ満載。タデイ・ポガチャルが、まだ手にしていない「モニュメント」制覇に挑む姿は、まさに鬼気迫るものがあります。

ポガチャル、サンレモ制覇は「墓場」への道か？

記事の見出しにもあるように、ミラノ～サンレモはポガチャルにとって鬼門とも言えるレース。これまで5回挑戦していますが、得意の登りでライバルを粉砕する展開に持ち込めず、苦戦を強いられています。平坦基調のコースは、ポガチャルの爆発力を封じ込め、スプリンターやパンチャーに有利に働くからです。

しかし、私は今回のポガチャルには、これまでとは違う何かを感じています。それは、彼が持つ勝利への執念。どんな状況でも諦めない、不屈の精神が、今回のミラノ～サンレモで新たな歴史を刻むかもしれません。

ファンデルプールとの直接対決！

そして、もう一つの大きな注目点は、マチュー・ファンデルプールとの直接対決です！最強のライバルであり、友人でもある二人が、ミラノ～サンレモという舞台で激突する。これは、ファンにとってはたまらない展開でしょう。

ファンデルプールは、昨年、ポガチャルの猛追を抑え込み、ヤスペル・フィリプセンの勝利をアシストしました。今年は、自らが勝利を掴むべく、万全の状態でレースに臨むはずです。

UAE Team Emirates XRGのポガチャルと、アルペシンのファンデルプール。チーム戦略も勝敗を大きく左右するでしょう。

カギを握るポッジョの攻防

ミラノ～サンレモの勝負どころは、やはり最後の難関、ポッジョです。全長3.7km、平均勾配3.7%という短い登りですが、ここでアタックが決まれば、勝負はほぼ決着と言えるでしょう。

ポガチャルがここで仕掛けるのか？それとも、ファンデルプールがカウンターを狙うのか？息をのむような攻防が繰り広げられるはずです。

2022年には、マテイ・モホリッチがポッジョの下りで圧巻のダウンヒルを見せ、勝利を掴み取りました。今年も、誰かが大胆なアタックを仕掛けるかもしれません。

その他注目選手たち

もちろん、ポガチャルとファンデルプールだけが注目選手ではありません。2024年2位のフィリッポ・ガンナ、ジョナタン・ミラン、マッズ・ピーダスンといった実力者たちも、虎視眈々と勝利を狙っています。

特にフィリプセンは、直前のレースで落車に見舞われましたが、痛みを乗り越えて連覇に挑みます。

トム・ピドコック、マイケル・マシューズ、オラフ・コーイ、ビニヤム・ギルマイなど、層の厚い選手層にも注目です。

結論：ミラノ～サンレモは、誰が勝ってもおかしくない！

今年のミラノ～サンレモは、例年以上に予測不可能な展開となりそうです。ポガチャルの悲願達成か、ファンデルプールの貫禄勝ちか、それとも伏兵が現れるのか？

いずれにしても、目が離せないレースになることは間違いありません。

さあ、皆さん、明日はテレビの前で、熱い声援を送りましょう！