パリ〜ルーベ男子：序盤から横風分断の危機！

日本のロードレースファンへ、山田健一がお届けする、石畳のクラシック「パリ～ルーベ」最新情報！

パリ～ルーベ2025、波乱の幕開けか？ 天候がレースを左右する！

皆さん、こんにちは。山田健一です。いよいよ「北の地獄」パリ～ルーベが近づいてきましたね。今年はどんなドラマが待っているのでしょうか？ 天候が鍵を握る、今年のレース展開を読み解いていきましょう。

風が語る、レース序盤の展開

今年のパリ～ルーベ、ただのレースでは終わりそうにありません。というのも、気になるのは天気予報。スタート地点であるコンピエーニュ周辺では、南西から西南西の風が吹く予報が出ています。風速は3～4 Beaufort（ボフォート）。これは、レース序盤から集団が分断される「ワッフル」が発生する可能性を十分に秘めていると言えるでしょう。

2022年のレースでは、すでに序盤からワッフルが発生し、優勝候補たちも思わぬ足止めを食らいました。マチュー・ファンデルプール、ワウト・ファンアールト、シュテファン・キュング、カスパー・アスグリーン、マッズ・ピーダスンといった強豪たちが、その犠牲になったのは記憶に新しいところ。今年も同じような展開が予想されるのでしょうか？

雨が降れば、地獄はさらに深まる

さらに気になるのは、雨の予報です。レース当日、コンピエーニュでは降水確率が高く、ルーベでも25%の降水確率となっています。もし雨が降れば、石畳は滑りやすくなり、落車のリスクが格段に上がります。まさに「北の地獄」の名にふさわしい、過酷なレースとなるでしょう。

有力チームの戦略は？

風と雨という二つの要素が加わることで、各チームの戦略も大きく変わってくるはずです。特に注目したいのは、マチュー・ファンデルプール擁するアルペシン・ドゥクーニンク。2024年のレースでは、序盤から積極的に仕掛け、集団を分断することに成功しました。今年も同様の戦略で、ヤスペル・フィリプセンら強力なアシスト陣とともに、レースをコントロールしていくのでしょうか？

一方、ワウト・ファンアールト率いるチーム ヴィスマ・リースアバイクは、慎重なレース運びを見せるかもしれません。落車のリスクを最小限に抑えつつ、勝機を見出す戦略を取るのではないでしょうか。

まとめ：波乱必至のパリ～ルーベ、目が離せない！

今年のパリ～ルーベは、天候によって大きく左右される、波乱必至のレースとなりそうです。マチュー・ファンデルプール、ワウト・ファンアールトといったスター選手たちの活躍はもちろん、チーム戦略、そして何よりも運が、勝敗を分けることになるでしょう。

さあ、皆さん。今年も熱い声援を送りましょう！ 次のレースレポートで、またお会いしましょう。