ガンナ、ルーベへ！フランドルへの誘惑も
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春のクラシック、北の地獄への序章：ガンナ、フランドルへの誘惑
ミラノ～サンレモの激闘から一週間。マチュー・ファンデルプール Der Poel、フィリッポ・ガンナ、タデイ・ポガチャルという３人の巨頭が繰り広げた名勝負の興奮も冷めやらぬ中、北のクラシックシーズンが幕を開ける。
今日、ベルギーのハレルベケで開催される「エ3・ハレルベケ」（通称：小さなフランドル）には、ミラノ～サンレモを制したマチュー・ファンデルプール Der Poelに加え、ワウト・ファンアールト Aertも出場する。ミラノ～サンレモで３位に入ったタデイ・ポガチャルは不在だ。
ファンデルプール Der Poel vs ファンアールト Aert、永遠のライバル対決
世界選手権やシクロクロスでの実績を考えると、マチュー・ファンデルプール Der Poelがワウト・ファンアールト Aertをややリードしていると言えるだろう。ファンアールト Aertはストラーデ・ビアンケ、ティレーノ～アドリアティコ、ミラノ～サンレモを欠場し、高地トレーニングでフランドルとパリ～ルーベに備えてきた。彼は「少し輝きが足りないかもしれない」と語るが、今日のハレルベケでその状態を確認することになるだろう。
ガンナ、パリ～ルーベを見据えつつフランドルへの挑戦も視野に
一方、フィリッポ・ガンナは、ミラノ～サンレモでポガチャルやファンデルプール Der Poelの猛攻に耐え抜き、２位に入ったことで自信を深めている。彼にとってハレルベケは、４月13日のパリ～ルーベに向けた重要なテストとなる。そして、驚くべきことに、彼はその前週のフランドルにも出場する可能性が出てきたのだ。ミラノ～サンレモの上位３名が、フランドルとルーベで再び相まみえるかもしれない。
フランドル挑戦への後押し：モゼルの言葉
ガンナは過去に２度フランドルに出場しているが、いずれもリタイアか、あるいは大きく順位を落としている。しかし、かつてパリ～ルーベを制したフランチェスコ・モゼルの「サンレモでは道徳的な勝者だった。なぜフランドルにも挑戦しないんだ？」という言葉が、彼の背中を押している。
ポガチャルのルーベ参戦がもたらす影響
また、タデイ・ポガチャルのパリ～ルーベ参戦決定も大きな話題となっている。トム・ボーネンやベルナール・イノーといったレジェンドたちが、ポガチャルのルーベ制覇の可能性について言及しており、ファンデルプール Der Poelも「ポガチャルはルーベでも勝てる」と認めている。
今後の展開が楽しみで仕方がない。北のクラシックを制するのは誰だ？
