ビンヤム・ギルマイ、レース不足も父となりミラノ～サンレモへ

ギルマイ、父としての"高度トレーニング"を経てミラノ～サンレモへ！

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！山田健一です。春のクラシックシーズンがいよいよ開幕しますね。今年はどんなドラマが待っているのか、今からワクワクが止まりません。

さて、今週末に開催されるミラノ～サンレモ。その注目選手の一人、ビニヤム・ギルマイが、なんと「父親業」という特別な"高度トレーニング"を経てレースに臨むというニュースが飛び込んできました。これは一体どういうことなのでしょうか？

家族の絆が力になる！？

ギルマイは3月、家族の元へ帰るため、オンループ・ヘット・ニュースブラッドやクールネ～ブリュッセル～クールネ、ティレーノ～アドリアティコといった重要なレースを欠場しました。奥様の出産に立ち会うため、母国エリトリアへ一時帰国。新しい家族を迎えるという、人生における大きな喜びを分かち合ったのです。

Intermarché-WantyのCOO、マキシム・セゲルスは「ギルマイは、不在の間も自宅でできることをやっていました。それを"高度トレーニング"と考えることもできます。彼はしっかりとトレーニングを行い、コーチの指示をすべて実行し、数値も良好です」と語ります。家族との時間を過ごしながらも、プロとしての自覚を持ち、トレーニングを怠らなかったギルマイ。まさに鉄人ですね！

ライバルはポガチャルとファンデルプール

もちろん、ミラノ～サンレモにはタデイ・ポガチャルやマチュー・ファンデルプールといった強豪も出場します。しかし、Intermarché-Wantyはギルマイに大きな期待を寄せています。「ギルマイはポガチャルのような選手ではありませんが、シーズン序盤から好成績を収めており、母国でのトレーニング期間後もすぐに良いパフォーマンスを発揮できることを何度も証明しています」とセゲルスは自信を見せます。

過去の経験を活かせるか

過去のミラノ～サンレモでは、最後のポッジオで少し遅れを取るものの、下りでは常に良いグループに加わっていたギルマイ。今年は、その経験を活かして、トップ争いに絡んでくれるのでしょうか？

ミラノ～サンレモは、どんな展開になるか全く予想できません。だからこそ、面白い！ギルマイの活躍にも期待しつつ、レースの行方を見守りたいと思います。