ポガチャル、ストラーデ・ビアンケで3勝目！

ポガチャル、落車もなんのその！ ストラーデ・ビアンケで歴史的三勝目を飾る！

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、チャオ！ 松崎 愛です。早春のイタリア、トスカーナ地方を舞台に繰り広げられたストラーデ・ビアンケ。今年もまた、タデイ・ポガチャルが圧倒的な強さを見せつけましたね！

50km手前でのまさかの落車！ それでも揺るがない王者の風格

レースは序盤から、コナー・スウィフトを含む逃げ集団が形成され、それをUAEチームエミレーツ・XRGがコントロールするという展開。しかし、レースが大きく動いたのは残り50km地点でした。なんと、ポガチャルが下りコーナーで落車！ しかも、コース脇の茂みに突っ込んでしまうというアクシデント。一瞬、誰もが「まさか…」と思ったことでしょう。

私も17ヶ国語の情報を同時処理しながら、「これは…展開が変わるか？」とドキドキが止まりませんでした。しかし、そこは百戦錬磨のポガチャル。冷静にバイクを交換し、すぐに集団に復帰。その姿には、王者の風格すら漂っていました。

ピドコックを粉砕！ コッレ・ピンツートで勝負あり

落車後、ポガチャルはトム・ピドコックに追いつき、そして、悪名高きコッレ・ピンツートの上りでアタック！ ピドコックを置き去りにし、独走態勢に入りました。あの加速を見た瞬間、「ああ、これはもう決まりだな」と確信しましたよ。

ポガチャルのアタックは、まさに圧巻。ライバルたちは、ただただ見送るしかありませんでした。

シエナのカンポ広場に響き渡る歓声！ ポガチャル、ストラーデ・ビアンケ三勝の偉業達成

そして、ポガチャルはシエナのカンポ広場に凱旋。詰めかけた観客の大歓声に包まれながら、ストラーデ・ビアンケ三勝目を飾りました！ 2位のトム・ピドコックに1分23秒もの大差をつける、圧勝劇でしたね。

ちなみに、ストラーデ・ビアンケで複数回優勝した選手にちなんで未舗装路区間に名前がつけられることになっており、ファビアン・カンチェラーラに続いて、ポガチャルの名前が刻まれることになります。

パリ～ニース、ティレーノ～アドリアティコ…そして、ミラノ～サンレモへ！

さて、ストラーデ・ビアンケが終わったばかりですが、ロードレース界はすでに次の戦いへと動き出しています。パリ～ニースではヨナス・ヴィンゲゴーが、ティレーノ～アドリアティコではマチュー・ファンデルプールやフアン・アユソといったスター選手たちが火花を散らすことでしょう。そして、3月22日には、最初のモニュメントレース、ミラノ～サンレモが開催されます。ポガチャルとファンデルプールの直接対決が今から楽しみでなりませんね！

日本のファンのみなさん、これからも熱い声援を送りましょう！