ミケル・アスパレン、ティレーノで落車リタイア

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！山田健一です。

今回は、残念なニュースが飛び込んできました。ミケル・アズパレンが落車によりティレーノ～アドリアティコをリタイアという情報です。

アクシデントは突然に

ティレーノ～アドリアティコ第2ステージ、残り10kmを切った地点での落車。アズパレンにとっては不運としか言いようがありません。集団スプリントに向けて各チームがポジション争いを繰り広げる中、ほんの一瞬の隙が命取りになるのがロードレースの恐ろしいところ。特に最終局面は、まるで高速道路での玉突き事故のようなものですからね。

チームの迅速な対応

所属するQ36.5プロサイクリング チームは、アズパレンが脳震盪を起こしたと発表。チームのプロトコルに従い、第3ステージへの出走を見送る判断を下しました。選手の安全を最優先に考える姿勢は、賞賛に値します。無理をさせて後遺症が残るようなことがあっては、元も子もありませんから。

前日には好走を見せていたアズパレン

今回の落車は、アズパレンにとって本当に悔しい出来事でしょう。なぜなら、前日の個人タイムトライアルでは11位と好走を見せていたからです。42秒差で区間優勝したフィリッポ・ガンナには及ばなかったものの、得意のタイムトライアルで存在感を示していました。それだけに、今回のリタイアは痛恨の極みでしょうね。

落車は避けられない宿命か？

それにしても、今年のティレーノ～アドリアティコは落車が多い気がします。アズパレンだけでなく、他にも多くの選手が落車に巻き込まれているようです。路面状況、天候、集団心理…様々な要因が絡み合って落車は起こります。ロードレースの宿命とはいえ、選手の安全対策は常に課題として向き合っていかなければなりません。

今後の展開に期待

アズパレンの一日も早い回復を祈るとともに、他の日本人選手の活躍に期待しましょう！