初期段階の輪郭が明らかに

ツール・ド・フランス2026、バルセロナ開幕！ チームタイムトライアルと丘陵ステージで幕開け

2026年のツール・ド・フランスは、スペインのバルセロナで開幕！ チームタイムトライアルと、早くも総合争いが動き出しそうな丘陵ステージという、エキサイティングな幕開けとなりそうだ。

2025年2月25日、ツール・ド・フランスのクリスティアン・プリュドム大会ディレクターは、2026年大会の最初の2ステージのコースを発表した。

スペイン3度目のグランデパールはバルセロナ

ツール・ド・フランスがスペインからスタートするのは、1992年のサン・セバスティアン、2023年のビルバオに続き、今回が3度目。カタルーニャの首都バルセロナが、2026年7月4日と5日に開催される最初の2つのステージの舞台となる。

チームタイムトライアルで幕開け

2026年のツールは、チームタイムトライアルで開幕する。この形式は2019年以来で、グランツール全体のスタートとして採用されるのは1971年以来のことだ。1971年は、エディ・メルクス率いるベルギーのモルテニチームが勝利している。

全長19.4kmのチームタイムトライアルは、バルセロナ市街地を駆け抜ける。コースは2023年のブエルタ・ア・エスパーニャの開幕ステージと非常によく似ており、海岸線からスタートし、143年の歳月をかけて建設中のサグラダファミリアの前を通過する。フィニッシュ地点はモンジュイックの丘（1.1km、平均勾配5.1%）とオリンピックスタジアム（800m、平均勾配7%）の登りの先に設定され、クライマー向きのレイアウトとなっている。

第2ステージは丘陵コース

翌日の第2ステージは、タラゴナからバルセロナまでの178km。前半は地中海沿いの平坦な道が続くが、ベグス峠（6.1km、平均勾配6.5%）を越えたあたりから、コースは一気に厳しくなり、丘陵地帯へと変わる。

バルセロナ市街地に入ると、10.3kmの周回コースを3周する。この周回コースには、モンジュイック城への登り（1.6km、平均勾配9.3%）と、前日にも登ったオリンピックスタジアムの登りが含まれており、フィニッシュ地点も同じ場所だ。

この最終周回コースは、UAEチームエミレーツ・XRG Team Emiratesのタデイ・ポガチャルにとって、良い思い出を呼び起こすかもしれない。彼は2024年のツール・ド・カタルーニャの最終ステージで、同様のコースを走り、モンジュイック城の登りを6回もこなし、下りスプリントで勝利を飾っている。今回のフィニッシュは登りだが、ツール・ド・フランスの覇者である彼や、他の総合優勝候補にとって有利に働く可能性がある。

スペインでの最後のステージ

バルセロナ北西部のグラノリェスからスタートする第3ステージで、選手たちは再びスペインを離れる。スペインのファンは、ピレネー山脈を越え、フランスへと向かう選手たちを、約100kmにわたって見送ることになる。その後のコースはまだ明らかにされていない。

さあ、2026年のツール・ド・フランス、バルセロナでの熱い戦いが待ち遠しいですね！早くも総合争いが動き出すのか、それともスプリンターがチャンスを掴むのか？今から目が離せません！