ヴィンゲゴー、ヴィスマの戦略批判に反論

ヴィンゲゴー、計算高いという批判に反論！「直感も大切だ」

「タデイ・ポガチャル vs ヨナス・ヴィンゲゴー」。近年、ツール・ド・フランスを彩ってきたこのライバル関係は、常に比較の対象となってきた。ポガチャルが直感でレースを動かすタイプと見なされる一方、ヴィンゲゴーと彼のチーム、チーム ヴィスマ・リースアバイクは、計算高い集団として捉えられがちだ。しかし、ヴィンゲゴー本人は、この対比に納得していない様子。一体、彼の真意とは？

「僕らはロボットじゃない」ヴィンゲゴーの率直な思い

「タデイには彼のスタイルがあるし、僕には僕のスタイルがある。でも、時々、僕ら（チーム ヴィスマ・リースアバイク）が計算高いと決めつけられることに、少しイラっとするんだ」と、ヴィンゲゴーはパリ～ニースの開幕前に語った。

「確かに、僕らはよく『計画がある』と言う。計画を持つのは当然のことだからね。でも、それと同じくらい、僕らは直感にも従っているんだ」

ヴィンゲゴーは続ける。「他の選手をマークすることを優先すると言いながら、アタックすることもある。それは、その瞬間、それが最良の解決策だと感じたからだ。僕らはロボットじゃない。レース中の行動は、様々な要素によって決まるんだ」。なるほど、状況に応じて柔軟に対応しているということですね。

パリ～ニースでの共同リーダー体制、マッテオ・ジョーゲンソンとの連携

ヴィンゲゴーは、パリ～ニースで優勝候補の筆頭としてスタートを切った。しかし、チーム ヴィスマ・リースアバイクは、マッテオ・ジョーゲンソンも共同リーダーとして立てている。「マッテオと僕はリーダーシップを分担し、チームとして勝利を目指す」とヴィンゲゴー。「複数のリーダーを抱える状況には慣れている。今回も上手くいくといいね。マッテオとは良い関係を築けているし、彼が総合優勝すれば嬉しいよ。僕は、常に自分が勝つことだけを考えているようなエゴイストではないんだ」。

チームメイトの勝利を心から喜べる、ヴィンゲゴーの人間性が垣間見えるコメントだ。

ヴォルタ・アルガルヴェ優勝からの更なる進化

ヴィンゲゴーは今年、すでにヴォルタ・アルガルヴェで総合優勝を果たしているが、ポルトガルのレースからさらにステップアップできたと感じている。「調子はかなり良いと思う。でも、まだ最高の状態ではないから、もっと良くなれるはずだ」。

パリ～ニースでの走りに注目が集まりますね！ チーム ヴィスマ・リースアバイクの計算された戦略と、ヴィンゲゴー自身の直感的な判断が、どのような結果を生み出すのか。今後の展開から目が離せません！