ヴィンゲゴー、アルガルヴェで始動！

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！モナコ在住の中村リサです。ヨーロッパのレースシーンの最前線から、選手の息遣いや舞台裏のドラマをお届けします。

ヨナス・ヴィンゲゴー、アルガルヴェでシーズン開始！「ワウト・ファンアールトを喜んでアシストするよ」

2025年シーズン、ヨナス・ヴィンゲゴーが選んだのは、ポルトガルのアルガルヴェでした。一体どんな意図があるのでしょうか？

「冬の間は高地トレーニングをしていません。シーズン後半にフレッシュでいるための試みです。」と語るヴィンゲゴー。いつもと違う調整方法を選んだ背景には、一体何があるのでしょうか？

アルガルヴェを選んだ理由

近年はスペインのO Gran Caminoでシーズンをスタートさせていたヴィンゲゴー。しかし、「近年、天候があまり良くなかったので、何か新しいことを試してみたかったんだ」と語ります。

高地トレーニングを見送ったことについては、「2人目の子供が生まれたこととは関係ないよ。もちろん、それは僕に影響を与えているけどね。ただ、シーズンの前半で何かを変えたかったんだ。」と説明。家族との時間を大切にしつつ、シーズン後半に向けてフレッシュな状態を保つ。そんな戦略的な意図が込められているようです。

ツール以来のワウト・ファンアールトとの再会

アルガルヴェでは、ワウト・ファンアールト Aertとのチームメイトとしての共闘も注目されます。「ツール以来、ワウトとは一緒にレースをしていないんだ。彼や他のチームメイトを助けられるなら、喜んでそうするよ。もちろん、僕たちは総合優勝を目指しているし、そのことも念頭に置く必要があるね。」とヴィンゲゴーは語ります。

力強いアシストを受け、ヴィンゲゴーがどのような走りを見せるのか、今から楽しみでなりませんね！

アルガルヴェで何を見つけるのか？

「ここで答えを見つけたい？ただレースを楽しみたいだけだよ。パリ～ニースやカタルーニャ一周は、より大きな目標だ」と語るヴィンゲゴー。アルガルヴェは、あくまでもシーズン序盤の調整の場。しかし、そこには、ツール・ド・フランスを見据えた確かな戦略が見え隠れします。

さあ、2025年のサイクルロードレースシーズンが、いよいよ幕を開けます！アルガルヴェでの熱い戦いから目が離せませんね！