ヴィンゲゴー、パリ～ニースの落車で脳震盪

ヴィンゲゴー、パリ～ニースでの落車で脳震盪を起こしていた

日本の皆さん、こんにちは。山田健一です。ヨーロッパのレースシーンは常にドラマチックですが、今回はちょっと心配なニュースが飛び込んできました。

ヨナス・ヴィンゲゴー（Visma | Lease a Bike）が、3月に行われたパリ～ニースの落車事故で脳震盪を起こしていたことを明らかにしました。ツール・ド・フランスを2連覇、先日もヴォルタ・アルガルヴェを制したばかりの彼だけに、このニュースには驚きを隠せません。

落車の詳細と症状

ヴィンゲゴーは、パリ～ニースの第5ステージで落車。レースリーダーとして臨んだステージでしたが、転倒後もなんとかゴール。しかし、翌日にはレースをリタイアすることになりました。

「落車後、めまいがひどく、ステージ後には吐き気と信じられないほどの疲労感に襲われた。それが数日間続いたんだ」と彼はデンマークの新聞B.T.に語っています。

トレーニング再開と今後の予定

3月20日にトレーニングを再開したものの、開幕したばかりのヴォルタ・ア・カタルーニャへの出場は見送られました。

「自転車に乗れるようになって嬉しいけれど、脳震盪のせいで予定よりも少し時間がかかった。十分な休養が必要だったからね」とヴィンゲゴーはコメントしています。

今年の最大の目標であるツール・ド・フランスに向けて、今後のレーススケジュールは未定とのこと。「今は一日一日を大切に、リハビリの状況を見ながら判断していく。必要であれば、プログラムの変更や追加も検討する」と慎重な姿勢を見せています。

過去の落車事故からの教訓

ヴィンゲゴーは昨年、イツリア・バスクカントリーでも深刻な落車事故に見舞われ、12日間も入院を余儀なくされました。過去の経験も踏まえ、今回は慎重に回復に努めているのでしょう。

ファンとしては、彼の早期回復とツール・ド・フランスでの活躍を心から願うばかりです。今後の情報にも注目していきましょう。