ドゥリー、混沌としたフィニッシュは選手のせい？

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！松崎 愛です。今日も世界の自転車レースの最前線から、ホットな情報をお届けしますよ！

アルノー・ドゥリー Lie、ツアー・オブ・アルガルヴェの混乱フィニッシュを語る「責任は選手にある」

先日行われたツアー・オブ・アルガルヴェの第1ステージ、ゴール前の混乱は記憶に新しいのではないでしょうか。先頭集団がコースを間違え、最終的にステージはキャンセルとなる異例の事態となりました。この件について、ロットのアルノー・ドゥリー Lieが自身の見解を語っています。

「何が起こったかって？チームとしては良い位置にいたんだ。決して難しいステージではなかったけど、フィニッシュは非常に神経質で、ハイスピードだった。事前にコースを確認したし、過去のレース映像も見た。左折しなければならないことは分かっていたんだ。」

アルノー・ドゥリー Lieは続けます。「問題は、集団の右側にいて、皆が右に行こうとする状況で、左に割り込むのはゲームではないということ。無理に突っ込めば、落車を引き起こしてしまう。間違ったコースに進んでしまった時点で、スプリントをやめたよ。周りがまだスプリントしているのを見て、『マジか？本気でスプリントするつもりか？』と思ったね。まあ、そんな感じだったよ。」

「サインの問題ではない。先頭の選手が悪い」

アルノー・ドゥリー Lieは、この混乱の原因はサインの問題ではないと断言します。「サインの問題ではないよ！先頭の選手が、先導するバイクについて行ってしまったのが問題なんだ。バイクはゴールラインを越えない。どこかでコースから外れる必要がある。今回はそれがラウンドアバウトだったんだ。でも、先頭の選手はバイクを選手だと思ってしまったんだよ。」

彼はさらに続けます。「組織のせいではない。すべてのレースがそうだ。2021年のツール・ダルザスを思い出すよ。残り150m地点に上り坂のコーナーがあって、ほとんどの選手が右に行ったけど、僕は左に行った（正しいコースで、優勝した）。今はコースを事前に確認する手段がたくさんある。僕らの仕事なんだから。」

フィリッポ・ガンナとの会話

興味深いことに、アルノー・ドゥリー Lieは、ステージ優勝者（後にステージキャンセル）となったフィリッポ・ガンナとも話をしたようです。「ガンナと話したんだ。彼はスプリントするつもりはなかったけど、左に行かなければならないことを知っていた。そして、彼は勝ったんだ。おめでとう。」

安全性の問題？

「安全性の問題？正直言って、今回のレースの運営は素晴らしかった。コース上にはポールがあったけど、フィニッシュ地点では取り除かれていた。彼らが最善を尽くしているのが分かる。アルガルヴェに来れてとても嬉しいよ。良いトレーニングになった。またチャンスはあるだろう。チームとして誰も落車しなかったのが一番重要だ。脚の状態も良かったしね。」と、アルノー・ドゥリー Lieは語りました。

ベテランの意見

アルノー・ドゥリー Lieのコメントは、ロードレースの経験豊富な選手ならではの視点であり、非常に興味深いものでした。彼は、コースの事前確認の重要性、そして何よりも、選手自身の責任を強調しています。安全なレースのためには、運営側の努力だけでなく、選手一人ひとりの意識が不可欠であることを改めて感じさせられますね。

さあ、次のレースではどんなドラマが待っているのでしょうか？目が離せませんね！