グルノーブル3日間レース、中止

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！松崎愛です。

今回は、フランスのスポーツ紙L'ÉQUIPEの記事から、ちょっと寂しいニュースをお届けします。なんと、長年親しまれてきた「グルノーブル3日間レース」が、2025年からは開催されないことになったんです。

グルノーブルといえば、フランス南東部に位置する美しい街。アルプス山脈に囲まれたその景色は、まさに絶景です。そして、この街には歴史あるベロドローム（屋内自転車競技場）があり、1971年から「6日間レース」として、その後「3日間レース」として、数々の名勝負が繰り広げられてきました。

しかし、残念ながら、グルノーブルのPalais des Sports（スポーツ宮殿）は、現代の基準を満たせなくなったとのこと。主催者のGC Productionsのギ・シャナル氏も、「苦渋の決断」と語っています。

グルノーブルのベロドロームでは、過去に数々の名選手が活躍しました。エディ・メルクス、パトリック・セルキュといった伝説的な選手から、フランチェスコ・モゼール、ベルナール・テベネ、ローラン・フィニョン、そしてフランスの英雄、シャルリー・モテまで、錚々たるメンバーがその名を刻んでいます。

日本のファンの中にも、かつてグルノーブルのレースに熱狂した方がいらっしゃるのではないでしょうか？あの熱気、興奮がもう味わえないと思うと、本当に寂しいですね。

ギ・シャナル氏は、「ハイレベルなスポーツは、単なるエンターテイメントではない」と語っています。つまり、競技場としての基準を満たせない以上、開催は難しいという判断なのでしょう。

近年、自転車競技の国際化が進み、レースの開催基準もどんどん高まっています。時代の流れといえばそれまでですが、伝統あるレースが姿を消していくのは、やはり寂しいものです。

グルノーブル3日間レースの終了は、フランスのトラック競技界にとって、一つの転換期となるかもしれません。今後は、サン＝カンタン＝アン＝イヴリーヌやボルドーといった、より近代的な施設を持つ都市に、トラック競技の拠点が移っていくのでしょうか？

日本のトラック競技も、近年目覚ましい発展を遂げています。グルノーブルの教訓を活かし、競技の発展と伝統の継承、両方を実現できるような未来を築いていきたいですね。

今回のニュース、皆さんはどう感じましたか？ぜひコメントで教えてください！

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