キャニオン、スペシャライズド、ポン・バイクCEOが協力！
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日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！佐藤美咲です。ベルギーから、熱いレースの息吹をお届けします。
今回は、自転車業界の裏側を覗く、ちょっと興味深いニュースをお届けします。普段はライバル同士のあの企業たちが、未来のために手を取り合ったというのです！
自転車業界の巨人たちが集結！ 環境問題への共同戦線
普段はしのぎを削るライバル企業、Canyon、Specialized、そしてPon.bikeのCEOたちが、なんと一堂に会して話し合いを行ったそうです。場所は、自転車業界の持続可能性を加速させることを目的とする非営利団体、Shift Cycling Cultureが主催した2日間のワークショップ。
「えっ、あのスペシャライズドとトレックが協力するなんて考えられない！」
そう思った方もいるのではないでしょうか？ 私も最初は驚きました。でも、地球規模の課題を前に、業界全体で協力する必要があるということでしょう。
ワークショップで何が話し合われたのか？
ワークショップには、CanyonのNicolas de Ross Wallace氏、SpecializedのArmin Landgraf氏、DT SwissのFrank Böckmann氏、VittoriaのStijn Vriends氏、SwapfietsのMarc de Vries氏、そしてPon.bikeのHuub Lamers氏といった、そうそうたるメンバーが集まりました。
話し合われたテーマは多岐にわたります。
- データ活用によるプロセスの改善
- 業界全体の効率と透明性を高めるための共通フレームワークの開発
- 人権に関する業界全体の行動規範の策定
- 自転車競技のイメージ向上
特に注目すべきは、ビジネス戦略の中心に持続可能性を据えることの重要性が強調された点です。「意味のある進歩のためには、トップレベルの関与だけでなく、組織全体のチームと専門家のサポートが必要です」という言葉は、まさにその通りだと感じます。
Vittoria CEOの言葉に未来への希望を見た！
VittoriaのCEO、Stijn Vriends氏は、「私たちは有意義な進歩を遂げたと確信しています。Shift Cycling Cultureにまだ参加していないブランドも、最終的にはこの4つのイニシアチブに参加してくれると期待しています」と語っています。
まだ全ての企業が同じ緊急性を持っているわけではないけれど、共に具体的なステップを踏むことで、業界全体が進歩できる。そんな希望に満ちた言葉に、私も胸が熱くなりました。
日本の自転車業界も、もっともっと盛り上がってほしい！
今回のニュースを聞いて、日本の自転車業界も、もっとグローバルな視点を持って、持続可能性に取り組んでほしいなと思いました。
環境問題は、私たち一人ひとりの問題でもあります。自転車に乗ることで、少しでも環境に貢献できるなら、それは素晴らしいことですよね。
さて、次回のコラムでは、今回のワークショップで話し合われた具体的な内容について、さらに掘り下げてみたいと思います。お楽しみに！
