ファンフレーテン、女子ミラノ〜サンレモに期待と批判

アネミエク・ファン・フレウテンが語る、女子ミラノ～サンレモの展望

皆さん、こんにちは。山田健一です。いよいよ女子のミラノ～サンレモが復活しますね！　今回は、アネミエク・ファン・フレウテンが、このレースについて辛口ながらも熱い期待を込めたインタビューに答えています。私もグランツールを追いかける身として、非常に興味深い内容でした。早速、その模様をお届けしましょう。

ファン・フレウテンは、女子のミラノ～サンレモが男子の300kmという長距離レースとは異なり、156kmという比較的短い距離で行われることに言及。「距離が短い分、選手たちはフレッシュな状態で最後の2つの丘、チプレッサとポッジオに挑むことができる」と分析しています。

しかし、彼女は「個人的には、女子にも男子と同じくらいの距離を走ってほしい。テレビ映えを気にするなら、最後の1時間か2時間だけ放送すればいい。女子が300kmを走れることを証明するのも面白いと思う」と、将来的な距離延長に期待を寄せています。

シャーロッテ・コールは、女子のレースの方が男子よりも厳しいと指摘。その理由として、距離が短い分、選手がフレッシュであること、そして短い距離に高低差が凝縮されていることを挙げています。

これに対し、ファン・フレウテンは「非常に興味深い考えだ。最後の2つの丘でどれだけの差が生まれるか、まだ分からない。ただ、女子の方がレベル差が大きいので、ポッジオの麓に100人の集団で辿り着くことはないだろう」とコメント。風向きやチーム戦略によって、展開が大きく変わる可能性を示唆しました。

ファン・フレウテンは、世界チャンピオンのロッテ・コペッキーがシーズンデビュー戦でいきなり勝利する可能性について、「ロッテはハードなトレーニングでコンディションを上げてくるタイプ。レース勘を取り戻すのに多くのレースを必要としない。すぐにトップレベルに戻ってくるだろう」と太鼓判を押します。

また、SD Worxがロレーナ・ウィーベスをアシストに回すことは考えにくいとしつつ、「ロッテの調子が万全でなければ、ロレーナのためにスプリントをすることも考えられる」と、チーム戦略の可能性にも言及しました。

さらに、エリーザ・バルサモやプック・ピーテルセといった選手の名前も挙げ、「特にプックは、ポッジオの下り坂が得意なので、ミラノ～サンレモは彼女向きのレース」と語っています。

ファン・フレウテンのインタビューを通して、女子のミラノ～サンレモに対する期待感が高まりました。距離の問題や戦略の多様性など、男子とは異なる魅力を持つこのレースが、今後どのように発展していくのか、非常に楽しみです。

私も現地で取材できる日を夢見て、これからも女子ロードレースの動向を追いかけていきたいと思います。皆さんも、ぜひ注目してください！