バルベルデ落車、鎖骨骨折の可能性で病院搬送

【速報】レジェンドにアクシデント！ アレハンドロ・バルベルデ、MTBレースで落車し鎖骨骨折の可能性

スペインから衝撃的なニュースが入ってきました。ロードレース界のレジェンドであり、現在はスペイン代表監督を務めるアレハンドロ・バルベルデが、MTBレース中に落車し、病院へ搬送されたとのことです。鎖骨の亀裂骨折、あるいは骨折の疑いがあるという一報に、ヨーロッパのサイクルメディアも騒然としています。

まさかのMTBレースで発生

アクシデントが起こったのは、「ブエルタ・ア・イビサMTB シロコ by シマノ」の第1ステージでのこと。ロードレースから引退後も、積極的にMTBやグラベルレースに参加しているアレハンドロ・バルベルデですが、今回もその一環として出場していました。Marca紙の報じるところによれば、落車はレース開始から2時間以上が経過した地点、下り坂で発生したようです。リーダーグループを追走する集団の中で、バイクのコントロールを失い、かなり派手に転倒してしまった、と伝えています。「aparatosa caída」（派手な落車）という表現が、状況の深刻さを物語っていますね。

鎖骨骨折の可能性、気になる容態

落車後、アレハンドロ・バルベルデは自力でレースを続けることができず、棄権を余儀なくされました。現場の医療スタッフの判断で、イビサ島にあるヌエストラ・セニョーラ・デル・ロサリオ病院へ搬送され、精密検査を受けているとのことです。初期診断では、鎖骨の亀裂骨折または骨折の可能性が指摘されています。ロードレース選手にとって、鎖骨骨折は最も頻繁に見られる怪我の一つですが、回復にはある程度の時間を要します。幸い、現役選手としてのキャリアは終えていますが、スペイン代表監督として、また今後も様々なイベントやレースへの参加が予定されているであろう彼の活動に影響が出ないか、心配されるところです。

レジェンドの新たな挑戦とリスク

ロードレースで輝かしいキャリアを築き上げた後も、アレハンドロ・バルベルデは自転車への情熱を失っていません。MTBやグラベルといった新たなジャンルにも積極的に挑戦し、その衰えぬフィジカルと技術を見せつけてくれています。今回の「ブエルタ・ア・イビサMTB シロコ by シマノ」も、彼にとっては新たな挑戦であり、楽しみの一つだったはずです。しかし、どんなカテゴリーであれ、レースには常にリスクが伴います。特にMTBの下りは、ロードとはまた違ったテクニックと集中力が必要です。今回の落車は、レジェンドといえども自然の厳しさや予期せぬアクシデントからは逃れられないのだ、ということを改めて私たちに突きつけた形です。

アレハンドロ・バルベルデは先日、同じスペインの若手エースであるアイウソ（記事には選手名表記がないため、リンク先タイトルからの推測）やエンリク・マスが世界選手権の出場枠を確保していることについてコメントしたばかりでした。代表監督として、選手たちの動向を気遣う立場になった彼自身に降りかかった今回の怪我。続報が入り次第、改めてお伝えしたいと思います。レジェンドの一日も早い回復を願うばかりです。