イノーに捧ぐ！2027年オート＝サヴォワ世界選手権

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！山田健一です。今回は、2027年にフランスのオート＝サヴォワで開催される「スーパー世界選手権」の話題をお届けします。あのベルナール・イノーへの敬意を表した大会になるというから、これは見逃せませんよ！

伝説の地、オート＝サヴォワが再び脚光を浴びる！

2027年の「スーパー世界選手権」開催地として選ばれたオート＝サヴォワ。この地名を聞いてピンと来た方は、かなりのロードレース通でしょう。そう、1980年の世界選手権ロードレースが開催された場所なんです。あの時は、ベルナール・イノーが自国開催で見事優勝を飾った、まさに伝説のレースでした。

イノーが語る、過去と未来

今回、この「スーパー世界選手権」のアンバサダーを務めるのが、他でもないベルナール・イノーその人。私も現地で話を聞くことができましたが、彼の言葉には重みがありました。「時代は変わったから、自分の時代と比べるのは難しい」と言いつつも、タデイ・ポガチャルについては「クラシックもグランツールも強い、私やメルクスに近いタイプだ」と評価していました。

それにしても、イノーの言葉は含蓄がありますね。「もしツールで勝つチャンスがなかったら、パリ～ルーベを楽しめたかもしれない」なんて、彼らしいジョークも飛び出しました。

「スーパー」な世界選手権とは？

さて、この「スーパー世界選手権」とは一体何なのでしょう？ UCI（国際自転車競技連合）の会長、ダビド・ラパルティアン氏によれば、4年に一度、自転車競技の様々な種目を一堂に集めて開催する、まさに「スーパー」なイベントなんです。

2023年にスコットランドのグラスゴーで開催された第1回大会では、13の世界選手権が同時開催され、131カ国から8000人もの選手が参加。経済効果も4億ユーロというから驚きです。2027年のオート＝サヴォワ大会では、さらに規模が拡大し、20の世界選手権、281ものタイトルが争われる予定です。

開催地はアルプス山脈の麓！

開催地はオート＝サヴォワ、つまりアルプス山脈の麓です。ロードレースはもちろん、トラックレース、マウンテンバイク、BMXなど、様々な競技が美しい自然の中で繰り広げられます。特に注目は、1980年の世界選手権と同じ、ドマンシーの丘を含むコースになる可能性が高いこと。あの激坂を再び見ることができるかもしれません！

次なる伝説が生まれるか？

2027年の「スーパー世界選手権」は、ベルナール・イノーへの敬意を表しつつ、次世代のスターが生まれる舞台となることでしょう。フランスの美しい山々を舞台に、どんなドラマが繰り広げられるのか、今から本当に楽しみです！