ポガチャル、ルーベ制覇を予見した二人

タデイ・ポガチャル、過去のパリ〜ルーベでは目立たなかった！？

日本のサイクルロードレースファンの皆さん、こんにちは！松崎 愛です。いよいよパリ〜ルーベが近づいてきましたね！石畳のクラシック、通称「北の地獄」として知られるこのレース、今年はタデイ・ポガチャル選手の参戦で、いつも以上に注目が集まっています。しかし、皆さん、ご存知でしたか？あのタデイ・ポガチャル選手も、ジュニア時代にはパリ〜ルーベに出場していたんです。しかも、その時は全く目立たなかったという驚きの事実が！

ブラム・ウェルテンとヤルノ・モバッハ、ポガチャルを打ち破ったオランダ人

2015年と2016年のパリ〜ルーベ・ジュニアで優勝したのは、オランダのブラム・ウェルテン選手とヤルノ・モバッハ選手。なんと、ポガチャル選手は両方のレースに出場していたんです。2015年、ウェルテン選手が優勝した時、ポガチャル選手は2分30秒以上の差をつけられ、30位という結果でした。「え、マジで？知らなかった！それは面白いね、誰にも奪えない事実だ！」とウェルテン選手は笑います。当時を振り返ると、ジュニアレースらしく、ものすごく慌ただしかったそう。距離は短いものの、プロと同じコースを走り、あの有名な「ワルシャの森」も経験したそうです。

ポガチャルよりも強かった！？ヤルノ・モバッハの証言

翌2016年、モバッハ選手が優勝した時、ポガチャル選手は順位を上げ、7位争いの集団で13位に入りました。モバッハ選手は当時、「自分がトップ10に入る実力だった」と語ります。同世代には、ヤスペル・フィリプセン選手やマルク・ヒルシ選手、ブランドン・マクナルティ選手など、そうそうたるメンバーがいたそうです。モバッハ選手はルーベのベロドロームで勝利を掴みましたが、ポガチャル選手はまだその影に隠れていました。「彼のことは知っていたけど、全然目立たなかった。僕と同じくらいのレベルだったと思う。むしろ、僕の方が強かったかも」とモバッハ選手は語ります。

ジュニア時代の経験が、今のポガチャルに繋がっているのか？

ジュニア時代のパリ〜ルーベ経験について、ウェルテン選手は「ジュニアとプロでは全く違う」と言います。プロのレースでは、ワルシャの森に入る前の70％が決まるとも。良いポジションで森を抜け出すことが、好成績に繋がるそうです。それでも、ウェルテン選手はポガチャル選手の勝利の可能性を高く評価しています。「彼は集団に埋もれるのを嫌がるだろうから、早めに動き出すと思う。間違いなく優勝候補の一人だよ。」

パリ〜ルーベ、今年も目が離せない！

過去には目立たなかったポガチャル選手が、今や世界のトップレーサーとしてパリ〜ルーベに挑戦する。なんだか胸が熱くなりますね！もしかしたら、ジュニア時代の経験が、今の彼を支えているのかもしれません。今年のパリ〜ルーベ、一体どんなドラマが生まれるのか、本当に楽しみです！皆さんも、熱い応援をよろしくお願いします！