これがジロ・デ・イタリアだ！アルバニアからローマへ、決戦はコレ・デッレ・フィネストレの未舗装路

衝撃の発表！ジロ・デ・イタリア2025、その全貌が明らかに！

皆さん、こんにちは！山田健一です。今年も熱い戦いが繰り広げられたグランツール、その中でも特に注目を集める「ジロ・デ・イタリア」。先日、2025年大会のコースが発表され、その詳細に早くも胸が高鳴っている方も多いのではないでしょうか？私もその一人です。今回は、イタリア現地メディアの熱気をそのままに、2025年ジロの全貌を解説していきましょう。

アルバニアからの衝撃的なスタート、そしてローマへ

2025年のジロは、なんとアルバニアのドゥラスをスタート地点に、ローマへと続く21ステージ、総距離3413kmの壮大な旅路となります。特筆すべきは、総獲得標高が52,500mと、2024年大会よりも10,000mも増えていること！これは、まさに「山岳ジロ」と呼ぶにふさわしい厳しさです。初日からアルバニアの山岳ステージが設定され、早くも選手の脚を削る展開が予想されます。さらに、3年連続でローマが最終ゴール地点となることも、新たな歴史を刻むことでしょう。ローマでのフィニッシュは、50回目の節目となるそうですから、特別なフィナーレになりそうですね。

鍵を握る未舗装路と、伝説の峠「コッレ・デッレ・フィネストレ」

今回のジロのコースで最も注目すべきは、2つのステージに設けられた合計38kmもの未舗装路（ストラーデ・ビアンケ）でしょう。特に、第9ステージのグッビオからシエナの間には、春のクラシックレース「ストラーデ・ビアンケ」と同じ区間が組み込まれており、激しい展開が予想されます。そして、最終日前日には、伝説の峠「コッレ・デッレ・フィネストレ」が登場。2018年にクリス・フルームが歴史的なアタックを仕掛けたこの場所で、再びドラマが生まれるのでしょうか？この峠が、総合優勝争いの行方を大きく左右することになるでしょう。

3つの山頂フィニッシュと、難関山岳ステージの数々

2025年ジロには、3つの山頂フィニッシュが設定されています。第7ステージのタリアコッツォ、第16ステージのサン・ヴァレンティーノ・ブレンティーノ、そして最終日前日のセストリエーレです。特にサン・ヴァレンティーノとセストリエーレは、5日間で4500mを超える獲得標高を誇り、まさに「地獄の5日間」と呼ぶにふさわしい過酷さです。また、カステルノーヴォ・ネ・モンティ、アジアーゴ、ボルミオ、シャンポリュックなどの難関山岳ステージも控えており、総合優勝を狙う選手たちは、常に気を抜けない戦いを強いられるでしょう。

二つのタイムトライアルと、その戦略的な重要性

タイムトライアルは、アルバニアとルッカからピサの2箇所に設定されています。アルバニアのタイムトライアルは13.7kmと短めですが、ルッカからピサの28.6kmは、高速コースとなるでしょう。この2つのタイムトライアルが、総合争いにどう影響してくるのか、非常に興味深いですね。特に、山岳を得意とする選手にとっては、タイムトライアルでの遅れを最小限に抑えることが重要になるでしょう。

次なるドラマへの期待

2025年のジロは、アルバニアからのスタートという新たな試み、未舗装路、難関山岳、そしてタイムトライアルと、バラエティ豊かなコース設定となっています。このコースが、どのようなドラマを生み出すのか、今から楽しみでなりません。皆さんも、この発表されたコースをじっくりと吟味し、2025年のジロへの期待を膨らませてみてください。きっと、想像を遥かに超える熱戦が繰り広げられることでしょう。では、また次回の記事でお会いしましょう！