Visma | Lease a Bike女子が1週間で4勝目：フィダンツァがトロフェ・マールテン・ワイナンツ制覇

皆さん、こんにちは！山田 健一です。ヨーロッパのレースシーンから、今週もホットなニュースをお届けします。グランツール担当として各地を飛び回っていますが、最近特に目を引くのが、チーム ヴィスマ・リースアバイク女子チームの快進撃です。特にこの1週間、彼女たちの勢いは本当に凄まじいものがありますよ！

チーム ヴィスマ・リースアバイク女子が止まらない！マルティナ・フィダンツァが1週間で2勝目、チームは怒涛の4連勝！

ヨーロッパのロードレースシーンで今、最も勢いがあるチームの一つと言えば、間違いなくチーム ヴィスマ・リースアバイクの女子チームでしょう。特にこの1週間、彼女たちの快進撃は目を瞠るものがあります。イタリア人スプリンター、マルティナ・フィダンツァがベルギーで開催されたトロフィー・マールテン・ワイナンツで見事な勝利を飾り、これがチームにとって直近1週間での4勝目となったのです！

ベルギーでのスプリントバトルを制す

舞台はベルギーのヘルヒテレン。トロフィー・マールテン・ワイナンツ（UCIクラス1.1）は、スプリンターやクラシックハンターにとって格好のチャンスとなるレースです。この日も、集団ゴールスプリントになる可能性が高いと見られていました。

レース終盤、各チームがポジション争いを繰り広げる中、チーム ヴィスマ・リースアバイクは完璧なトレインを組んでマルティナ・フィダンツァをアシスト。最後の直線で満を持してスプリントを開始したマルティナ・フィダンツァは、ライバルたちを寄せ付けないパワフルな加速を見せ、トップでフィニッシュラインを駆け抜けました。

2位にはUAE・チーム・ADQのテレザ・ネウマノバ、そして3位にはチームメイトのニンケ・フェインホーフェンが続きました。ワン・ツー・スリーとはなりませんでしたが、チームとして2選手が表彰台に上がるというのは、そのチーム力、層の厚さを示す何よりの証拠と言えるでしょう。現地メディアも、チーム ヴィスマ・リースアバイクの組織的な強さを高く評価していましたね。

マルティナ・フィダンツァ、波に乗る！

マルティナ・フィダンツァにとって、このトロフィー・マールテン・ワイナンツでの勝利は、まさに勢いを象徴するものです。実は彼女、前週にルクセンブルクで開催されたフェスティバル・エルシー・ヤコブスでもすでに勝利を挙げています。つまり、直近1週間で2勝目。スプリンターは一度波に乗ると強い、とはよく言ったものですが、まさに今のマルティナ・フィダンツァは絶好調と言えるでしょう。

彼女の持ち味は、爆発的な加速力と位置取りの巧さです。特に混戦になるスプリントでは、冷静にラインを見極める能力が光ります。グランツールでのステージ優勝経験もある彼女ですが、今シーズンはさらに一皮むけた印象を受けますね。この調子で、さらに大きなレースでの活躍も期待できそうです。

チーム全体の勢い、マリアンヌ・フォスの活躍も

トロフィー・マールテン・ワイナンツでのマルティナ・フィダンツァの勝利は、チーム ヴィスマ・リースアバイク女子チームにとって今シーズン6勝目となりました。そして、特筆すべきは、このうち4勝が直近の1週間に集中しているという事実です。

この4勝には、マルティナ・フィダンツァの2勝に加え、ベテランのエース、マリアンヌ・フォスがブエルタ・エスパーニャ・フェメニーナで挙げた2勝も含まれています。若手からベテランまで、様々なタイプの選手が勝利を量産しているというのは、チームマネジメントが上手くいっている証拠でしょう。

男子チームはワウト・ファンアールトが怪我からの復帰を目指すなど、少し苦しい時期も経験しましたが、女子チームはまさに絶好調。各レースでしっかりとチャンスをものにしている印象です。「黄色と黒」のジャージが、女子のレースシーンでも存在感を増しているのは間違いありません。

この勢いは本物です。特に女子レースは、男子に比べてチームの支配力が結果に直結しやすい側面もあります。「黄色と黒」のジャージが、これからどんなレースで躍動するのか、目が離せませんね！日本の皆さん、チーム ヴィスマ・リースアバイク女子チームの今後のレースにもぜひ注目してください！