ミラノ～トリノ、古豪決戦！スペルガの丘へ

ミラノ～トリノ、最古のクラシックレースがスペルガの丘へ帰還！

どうも、皆さん。メカニックの松田です。今回は、自転車ロードレースファンなら誰もが知る、歴史あるレース「ミラノ～トリノ」について語らせてもらおう。あの、イタリアの風を感じるレースだ。

記憶が蘇る、スペルガの丘

記事にもある通り、ミラノ～トリノは世界最古のワンデイレース。なんと1876年に始まったんだから、驚きだよね。今年は3月19日に開催され、3日後のミラノ～サンレモの前哨戦とも言える重要な一戦になる。今年はスペルガの丘にフィニッシュが戻ってくるってことで、これはもう、歴史の重みを感じざるを得ない。スペルガと言えば、サッカーファンなら「グランデ・トリノ」の悲劇を思い出す人もいるだろう。自転車レースも、この丘では数々のドラマを生み出してきたんだ。

コースは平坦基調から一変、最後の丘が勝負

コースは序盤こそポー平原のライスフィールドを駆け抜ける平坦路だけど、後半は様相が一変。サン・マウロ・トリネーゼを過ぎてからは、スペルガの丘への登りが2回も待ち構えている。このスペルガの丘、全長4.9km、平均勾配9.1％、最大14％という難関だ。過去にはアルベルト・コンタドールやプリモシュ・ログリッチといった名だたる選手たちが、ここで勝利を掴んでいる。最後の600m地点には左へのUターンがあり、そこから8％の勾配を駆け上がってゴールとなる。

レースを彩るチームと選手たち

今年の出場チームも豪華だ。EF-EasyPost、Intermarché-Wanty、Movistar、Picnic PostNl、UAE Team Emirates、Xds AstanaといったWorld Tourチームに加え、Israel Premier Tech、トタルエネルジーなど、実力あるプロチームも参戦する。特にUAE Team Emiratesは、タデイ・ポガチャルを擁する強力なチーム。このスペルガの丘でどんな走りを見せてくれるのか、今からワクワクするね。そして、何と言っても注目は2021年にミラノ～トリノを制したプリモシュ・ログリッチ。ユンボ・ヴィスマから移籍後、新たなチームでどんな走りを見せるのか、目が離せない！

機材にも注目！

レースで使用されるバイクやパーツにも注目したいところ。スペルガの丘のような登りでは、軽量なクライミングバイクが有利になるだろう。ホイールやタイヤの選択も重要だ。各チーム、最新の機材を投入してくるはずなので、メカニック目線で見ても非常に楽しみだ。

歴史と戦略が交錯する舞台

ミラノ～トリノは、単なるレースではない。140年以上の歴史を持ち、数々のドラマを生み出してきた舞台だ。スペルガの丘という象徴的な場所で、今年もどんな物語が生まれるのか。そして、どんな選手が勝利を掴むのか。3月19日が待ち遠しいね！