スーダル・クイックステップ、ルワンダ一周不参加
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スーダル・クイックステップ、ルワンダ一周を回避！安全への懸念が理由
日本のロードレースファンの皆さん、こんにちは！モナコから中村リサです。今回はちょっと残念なお知らせです。スーダル・クイックステップが、2月23日から3月2日にかけて開催されるルワンダ一周への参加を見送ることを決定しました。一体何があったのでしょうか？
安全第一！チームの決断の背景
チームのCEO、ユルゲン・フォレ氏は、今回の決断の理由として「すべては外務省の安全に関する勧告から始まる」と語っています。ルワンダ周辺地域、特に隣国であるコンゴ民主共和国東部では、紛争が激化しており、治安に対する不安が高まっているのです。報道によると、M23反政府勢力とコンゴ軍の武力衝突により、すでに3,000人近い犠牲者が出ているとのこと。
ルワンダ一周のコースにも不安が…
ルワンダ一周の主催者は、レースは予定通り開催されると発表していますが、コース設定には懸念が残ります。特に第3ステージのフィニッシュと第4ステージのスタート地点となるルバブは、紛争の中心地であるゴマからわずか10kmしか離れていません。チームとしては、政治的な発言は避けたいとしつつも、選手の安全を最優先に考えた結果、今回の決断に至ったようです。
チーム内の懸念とUCIへの要望
フォレCEOは、「スタッフの間でも当然の懸念があった」と述べています。チームは、UCI（国際自転車競技連合）に対し、コースの変更を求めたものの、受け入れられなかったとのこと。「安全が保証される」という回答だけでは、チームとしては十分ではなかったのでしょう。
代替レースはオ・グラン・カミーノ
今回の出場見送りは残念ですが、スーダル・クイックステップはすでに代替レースを見つけています。それは、2月26日から3月2日にかけてスペインで開催されるオ・グラン・カミーノです。若手選手たちにとっては、国際レースへの出場機会を失わずに済む、良い機会となるでしょう。
ルワンダでの世界選手権開催への影響は？
今回のスーダル・クイックステップの決断は、今年の9月にルワンダのキガリで開催予定の世界選手権にも影響を与えるのでしょうか？フォレCEOは、「世界選手権はチームではなく、国の代表として参加するもの」と前置きした上で、「外務省、ベルギー自転車連盟、そしてルワンダ政府が状況を注意深く監視するだろう」と述べています。
個人的には、ルワンダでの世界選手権開催は、アフリカの自転車競技の発展にとって大きなチャンスだと思います。しかし、選手の安全が最優先であることは言うまでもありません。今後の状況を注視していきたいですね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう！
